10月
31
2022

*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。

1942年に設立されたフランス国立図書館の音楽セクションは、作曲家自身によって書かれた音楽作品の自筆原稿の非常に豊富なコレクションを所蔵している。モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』、ベートーヴェンの『熱情』、ラヴェルの『ボレロ』、リヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』、ブラッサンスの『グラン・シェーヌ』などの代表的作品の草稿のコレクションの歴史から、17世紀から現代に至るまでの音楽作品の草稿の位置付けの変遷を追うことができ、18世紀まで印刷物の代わりでしかなかった自筆本が、いかに音楽研究者にとって魅惑の対象かつ優れた資料となったかを理解することができる。

Wolfgang Amadeus Mozart
Don Giovanni : ouverture
Manuscrit autographe, 1787
BnF, département de la Musique, MS-1548 (1)

【協力】アンスティチュ・フランセ日本/在日フランス大使館

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。