5月
28
2014

Masaki FUJIHATA, Voices of Aliveness
(http://voicesofaliveness.net/)

注意:都合により5月21日(水)から28日(水)に変更になりました。

【要旨】
およそ1世紀前、前衛のあらゆる芸術家にとって、作品の「同時性」は重要な鍵だった。果たして、情報が「即時」に伝えられる、まさにリアルタイムの現代の事情はどうなのだろうか。それを理解するためには、現代における様々なイメージのつながりを追ってみる必要がある。つまり画面に広がるウィンドウやインターフェイス、あるいは街中の壁面などに漂う、拡散や分断を意図したイメージのことだ。それは、眼差しや時間性に関する新しい領域、つまり新しい娯楽芸術を示唆している。

【プロフィール】
エリィ・デュラン(1972-)はパリ西ナンテール大学で哲学を講じる准教授であり、フランス大学研究院のメンバーでもある。近著は以下の通り。
Faux raccords : la coexistence des images (Actes Sud, 2010)
Le Futur n’existe pas (avec Alain Bublex, chez B42, 2014)
Temps flottants (Bayard, 2014)
Bergson et Einstein : la querelle du temps (PUF, 2014)
Durée et Simultanéité : à propos de la théorie d’Einstein, 2009
Le souvenir du présent et la fausse reconnaissance, 2012

また共著として、
Cinéphilosophie (numéro spécial de la revue Critique, 2005)
In actu : de l’expérimental dans l’art (Presses du réel, 2009)
À quoi pense l’art contemporain ? (numéro spécial de la revue Critique, 2010).

個人のウェブサイト: http://www.ciepfc.fr/spip.php?article93

【ディスカッサント】 安孫子信(法政大学)

【主催】 日仏会館フランス事務所
【後援】アンスティチュ・フランセ(パリ)、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
【協力】日仏哲学会、法政大学、エラスムス・ムンドゥス・ユーロフィロソフィー・プログラム

【お知らせ】
* 5月23日(金)に法政大学で関連の講演会を予定しております。詳細はこちらをご覧ください。
Erasmus_Mundus_EuroPhilosophie_Hosei_Programme_2014
* アンスティチュ・フランセ東京は、5月31日(土)、哲学とアートをめぐるイベント、第二回「哲学の夕べ(Nuit de la Philo)」を開催します。講演会やパフォーマンス、インスタレーション、ライブなどを通して、哲学者やアーティストと共に、様々な角度から哲学にアプローチする一夜です。
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/nuitphilo2014/

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。