世界文学の可能性、日仏翻訳の遠近法 日仏同時通訳あり
[シンポジウム] ベルナール・バヌン(パリ・ソルボンヌ大学)、堀江敏幸(作家、早稲田大学)、エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)、多和田葉子(作家)、吉川一義(京都大学名誉教授)
16:00〜19:00 1階ホール フランス語
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*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。
19世紀終わりから、日本では海外文化の発見とその摂取という文脈で、フランス文学やフランスの思想が大量に翻訳され、また近年は新訳も盛んになされている。一方、フランスでも、1980年代から、日本文学の主要な著作が体系的に翻訳されるようになった。本シンポジウムでは、フランスと日本のみならず、他の領域からも広く翻訳者、作家、研究者を迎え、様々な対話をとおして、グローバルな観点から、翻訳史に見られる不均衡と接点を検討したい。現況の分析を踏まえた上で、日仏翻訳の歴史を20、21世紀の世界文学の中に位置付けることを目指す。文学は人類の文化遺産だが、常に変遷しているからだ。
また、世界の言語や文化がもっとも濃密に交差する場所で活躍中の作家、多和田葉子氏、水村美苗氏、堀江俊幸氏を迎えて、お話をうかがう。
プログラム
司会:坂井セシル、澤田直
16時 – 16時15分 イントロダクション
16 時15分 – 17時 基調講演
「『フランス語翻訳史』:企画、方法、展望をめぐって」
ベルナール・バヌン(ソルボンヌ大学)
17時 – 17時55分 傑作の翻訳
「正岡子規の『病状六尺』—欄外文学を翻訳する」
エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)
「プルーストはいかに翻訳するのか?」
吉川一義(京都大学)
18時 – 19時 基調対談:文学と翻訳
司会:アンヌ・バヤール=坂井(フランス国立東洋言語文化大学)
多和田葉子(作家)、堀江俊幸(作家、早稲田大学)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所、公益財団法人日仏会館
【助成】小西国際交流財団
【協力】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、アンスティチュ・フランセ・パリ、立教大学、フランス大学学院、ソルボンヌ大学Reigenn、東アジア文化研究所CRCAO
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