4月
23
2016

「伊吹山酒顛童子絵巻」、白百合女子大図書館所蔵

フランスでは近年、安倍清明などを対象とした日本の「陰陽道」研究から「占い」に注目が集まっている。フランスにおける「占い」の最新研究成果と、日本人研究者による最新の研究成果の両方を踏まえ、意見交換することで、新たな国際共同研究の萌芽の場としたい。

【発表者】

マティアス・ハイエク

パリ・ディドロ大学東アジア言語文化学部准教授。近世初・中期の「知」の形成と媒体について研究している。「近世日本の百科思想の芽生え―『和漢三才図会』の構成と出典の一考察」(『集と断片』勉誠出版、2014年)ほか論文多数。

ディディエ・ダヴァン

国文学研究資料館准教授。一休を中心に日本禅宗史を専門とする。「一休の頂相:禅僧の顔から何が見えるのか」(『聚美』(17)、2015年)ほか論文多数。

平野多恵

成蹊大学文学部准教授。宗教者による文学活動やおみくじの文化史を研究している。著書『明恵 和歌と仏教の相克』(笠間書院、2011年)、論文「〈予言文学〉としてのおみくじ」(『〈予言文学〉の世界』勉誠出版、2012年)ほか多数。

【コメンテーター】小峰和明(立教大学名誉教授)
【司会】伊藤信博 (名古屋大学)
【主催】説話文学会
【共催】日仏会館フランス事務所
日本語、通訳なし

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。