2月
14
2024

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19世紀後半から日本庭園が造られてきた国・フランスにおいて、1950~60年代に2つの新しい庭園が造られた。アメリカの彫刻家イサム・ノグチによるパリのユネスコ庭園と、ブーローニュ=ビヤンクールのアルベール・カーン庭園に裏千家が寄贈した茶室と露地である。この講演では、アーカイブ資料と庭師の証言をもとに、この2つの庭園の注文と設計の経緯をたどり、冷戦期の国際関係と芸術のモダニズムが絡み合い新しいタイプの日本庭園が生み出されたことを明らかにする。

パリのユネスコ庭園(写真:松木裕美)

松木裕美は美術史研究者。20世紀の公共空間における彫刻と、その建築、庭園、ランドスケープとの関係について研究。著書に、『イサム・ノグチの空間芸術―危機の時代のデザイン』(淡交社、2021年。日本造園学会賞)、編著にProjets de paysageの特集号 « Paysages et jardins japonais hors du Japon »(2024年1月発行予定、共編者Sylvie Brosseau, Catherine Grout)がある。

【講師】松木裕美(愛媛大学)

【司会】デルフィーヌ・ヴォムシャイド(日仏会館・フランス国立日本研究所)

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所

 ※講演の最後に講師による日本語の総括有り

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。