12月
15
2010
  • 共催:中央大学
  • プロフィール:

    歴史学博士(パリ第10大学ナンテール)

    ヴェルサイユ・サンカンタン・アン・イヴリーヌ大学 現代史教授 歴史学学科長

    社会保障史委員会科学会議代表

    主著:

    『パリの女性労働者:20世紀における労働市場と職業キャリア』(1997)

    『20世紀における労働リスクの文化と予防の実践』(2009)

  • 報告の概要:

    フランスにおいては、早くから、労働災害、労働リスクの予防が一部の専門家たちによって提起されてきたにもかかわらず、予防のための義務的な法制度が確立し、予防文化が広く国民的に共有されるようになるのは、ようやく1970年であり、本格化するのは1990年以降である。また、労働災害や病気で労働能力を低下させた人々の社会的排除、社会的包摂が問題として認識されるのも最近である。これらの原因を考察し、今日の緊急な課題を提示する。

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。