建築資材:政治体制に不可欠な資源
[講演会] レミ・スコシマロ(トゥールーズ大学)、ジュリアン・ギナン(写真家)、 北河大次郎(文化庁文化財保護部建造物課)
18:00〜20:00 オンライン
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連続セミナー「建築資材の政治的問題」の第2回目は、建築資材が建物の構築だけでなく、政治体制そのものにも関与しているのではないかということについて議論する。この意味で、建築資材は政治体制の産物であると同時に、政治体制や領土システムを生産してもいるのだろう。それは「始まり」にして「終わり」なのだ。本セミナーではとりわけ、2011年3月の東日本大震災以降の日本における土建国家の概念の復活と、東アジアにおける建築資材の地政学的な影響を取り上げる。
登壇者プロフィール:
レミ・スコシマロはトゥールーズ・ジャン・ジョレス大学准教授、地理学者。日本語と日本文明学の講師を務めるである。日本における都市開発の力学を専門とし、『Atlas du Japon, l’ère de la croissance fragile』(Autrement、2018年)を出版した。
ジュリアン・ギナンは、アーティスト・写真家。ヴィラ九条山(京都)に滞在経験があり、日本のコンクリート化に関する芸術的プロジェクトを行った。同テーマで写真集『Two Mountains』(Hatje Cantz Verlag GmbH、2021年)を出版している。
北河大次郎は文化庁の建築技師。東京大学、フランス国立土木学校で学び、博士号を取得(国土整備・都市計画)。著書に『近代都市パリの誕生』(河出書房新社、2010年、サントリー学芸賞)、『図説近代日本土木史』(河出書房新社、2007年)などがある。
【司会】ラファエル・ランギヨン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【協力】在日フランス大使館科学技術部
【後援】JAPARCHI日本の建築、都市及び風景に関するフランス語系研究者の学術ネットワーク