12月
13
2012

【趣旨】
「歴史、平和、そして和解」。これらのテーマをめぐっては、近年、東アジアでもヨーロッパでも、それぞれ研究が蓄積されている。二つの地域の状況を比較する意義は小さくないが、具体的な比較研究は未だほとんどないのが現状である。ところで、日韓併合百周年の2010年とアルジェリア独立50周年の2012年が接近している事実は、両者を相互に比較する研究の妥当性を再認識させてくれる。本討論会では、様々な分野の専門家が一同に会し、フランスとアルジェリア、日本と韓国という二つのケースについて、植民地化/脱植民地化の類似点と相違点を具体的に検討すると共に、比較による「歴史、平和、そして和解」へのアプローチについて、その可能性と今後を展望してみたい。

【司会】
アルノ・ナンタ(日仏会館・フランス国立日本研究センター)

【発表者】
黒沢文貴(東京女子大学)
リオネル・バビッチ(シドニー大学)
小菅信子(山梨学院大学)
剣持久木(静岡県立大学)
工藤晶人(学習院女子大学)

【主催】 日仏会館フランス事務所
【協力】 日仏歴史学会

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。