歴史と和解 ―日本と韓国、フランスとアルジェリア
[討論会]
18:30 - 20:30 601号室
【趣旨】
「歴史、平和、そして和解」。これらのテーマをめぐっては、近年、東アジアでもヨーロッパでも、それぞれ研究が蓄積されている。二つの地域の状況を比較する意義は小さくないが、具体的な比較研究は未だほとんどないのが現状である。ところで、日韓併合百周年の2010年とアルジェリア独立50周年の2012年が接近している事実は、両者を相互に比較する研究の妥当性を再認識させてくれる。本討論会では、様々な分野の専門家が一同に会し、フランスとアルジェリア、日本と韓国という二つのケースについて、植民地化/脱植民地化の類似点と相違点を具体的に検討すると共に、比較による「歴史、平和、そして和解」へのアプローチについて、その可能性と今後を展望してみたい。
【司会】
アルノ・ナンタ(日仏会館・フランス国立日本研究センター)
【発表者】
黒沢文貴(東京女子大学)
リオネル・バビッチ(シドニー大学)
小菅信子(山梨学院大学)
剣持久木(静岡県立大学)
工藤晶人(学習院女子大学)
【主催】 日仏会館フランス事務所
【協力】 日仏歴史学会