女性への暴力:法とつなげる「フェミニシッド」告発デー *中止
[シンポジウム] カトリーヌ・カヴァラン(フランス国立科学研究センター)、ガダ・ハテム(産婦人科医)、林 陽子(弁護士)、北原みのり(著作家)、中山信子(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館)、島岡まな(大阪大学)、 梅野りんこ(日仏女性研究学会)
13:00〜18:00 1階ホール
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*中止:新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、こちらのイベントの開催を見送ることとなりました。あらためて開催する場合にはまたお知らせいたします。参加を予定されていたみなさまには申し訳ございませんが、ご了承いただけますようお願いいたします。
フランスでは性暴力やDVをめぐる法整備は、現在どのような状況にあるのでしょうか。本シンポジウムでは、 刑法と統計の観点から日仏両国における女性への暴力を分析し、映画やオペラなどにおける「女殺し」の表象の変遷および「暴力の歴史」の形成を浮き彫りにします。さらに性犯罪撲滅運動や政策の比較を通して有効な法律制定に導く手がかりを探ります。
プログラム
総合司会:西尾治子(日仏女性研究学会代表)
開会の辞:ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)
13 : 00 来賓挨拶:ローラン・ピック(駐日フランス大使)
13 : 20 来賓挨拶:打越さく良(参議院議員)
13 : 40 – 14 : 30 セッション I
女性に対する犯罪―法整備と現況
司会:棚沢直子(日仏女性研究学会、フランス研究者)
- « 法律の中の女性 »―法の中立性をめぐる攻防戦
林陽子(弁護士・フランスG7ビアリッツサミット・ジェンダー平等諮問委員会委員) - パートナーへの暴力:統計と現実
カトリーヌ・カヴァラン(フランス国立科学研究センター研究員)
14 : 30 – 15 : 20 セッション II
芸術にみるフェミニシッド―日仏比較
司会:押田千明(日仏女性研究学会)
- 物語に見る »女殺し »―ヨーロッパと日本の場合
梅野りんこ(日仏女性研究学会) - 『ジュリアン』(グザヴィエ・ルグラン監督、2017年)―映画に見る「フェミニシッド」の表象
中山信子(早稲田大学坪内博士演劇博物館招聘研究員)
15 : 20 – 15 : 40 休憩
15 : 40 – 17 : 00 セッション III
運動を通してみる女性に対する犯罪の現実
司会:新行内美和(日仏女性研究学会)
- 110年ぶりの刑法改正と裁判官のジェンダーバイアス:フラワーデモを実りあるものにするために
島岡まな(フランス刑法、大阪大学教授) - 女性がこれ以上、殺されないために:フラワーデモの現場から
北原みのり(作家、フラワーデモ呼びかけ人) - DV・性暴力被害からフランスの女性たちを守る:パリ市北部シェルターの現場より
ガダ・ハテム(産婦人科医、サン=ドゥニの女性シェルター創設者・医療責任者)
17 : 00 – 18 : 00 討論・質疑応答
女性への暴力根絶に向けて
司会:西尾治子(日仏女性研究学会代表)
閉会の辞:木村信子(東洋大学 人間科学総合研究所客員研究員)
懇親会(参加費:1000円)
司会:山田亜紀子(日仏女性研究学会)
【主催】日仏女性研究学会
【共催】日仏会館・フランス国立日本研究所、在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本、(公財)日仏会館
【助成】東京ウィメンズプラザ、湘南日仏学会