7月
08
2016


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定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。

大津絵は江戸初期から明治にかけて、琵琶湖畔の大津宿の西端に位置する、東海道沿いの追分・大谷界隈で売られていた庶民絵画である。独特の素朴な描法で宗教的、道徳的、あるいは風刺的な画題を描いているが、これまで美術史をはじめとした学術領域ではあまり扱われてこなかった。大津絵に関して初めてとなる今回の国際シンポジウムでは、大津絵の起源・図像・江戸時代の芸術との関係などについて再検討したい。また、近代になってから、画家の河鍋暁斎や梅原龍三郎、篆刻家の楠瀬日年、思想家の柳宗悦などが、いかにして大津絵を再発見、再評価し、見立てや我流の引用をしたかを考える。さらに、二十世紀になって、この素朴でありながら多様な意味合いを含む大津絵が、人類学者ルロワ=グーラン、彫刻家・民俗学者セーラ、画家ミロなど、外国人の眼にどのように映ったのかについて考察する。
 

【挨拶】笹生衛(国學院大學博物館長)

【登壇者】白土慎太郎(日本民藝館)、鈴木堅弘(京都精華大学)、横谷賢一郎(大津市歴史博物館)

【司会】クリストフ・マルケ(日仏会館・フランス日本研究センター)

【主催】日仏会館フランス事務所

【共催】國學院大學、実践女子大学文芸資料研究所 

【協力】大津市歴史博物館、日本民藝館

【助成】平成28年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業

【後援】日仏美術学会、明治美術学会、ジャポニスム学会

【企画担当者】クリストフ・マルケ(日仏会館・フランス日本研究センター)

発表要旨集

大津絵の展示会下記3ヶ所で大津絵の展示があります。
・日仏会館内ギャラリー:7月8日〜10日、9時〜19時(8日は21時まで)・國學院大學博物館:7月4日〜10日、10時〜18時・日本民藝館:6月21日〜8月21日、10時〜1時(「沖縄の工芸」展で一部併設展示)

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関連イベントが7月7日(木)に國學院大學で開催されます。
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* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。