スポーツで障害を乗り越える:障害者による登攀(handi-grimpe)と「エボリューション・ツアー」
[講演会] フィリップ・リビエール (障害者スポーツ選手)
18:00 601会議室 フランス語
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講演概要:
フィリップ・リビエールはルビンシュタイン・テイビ症候群による障害をスポーツによって乗り越えた。10年前から世界中の名だたる場所を巡って講演やイベント活動を精力的に行い、メディアの注目を集めている。今回の来日にあたっては在日フランス大使館との協力の下、障害者による登攀 (handi-grimpe)と「エボリューション・ツアー」の経験を紹介し、日本での成果を総括する。
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講演者プロフィール:
マルティニークに生まれ、フランスの養家で育ったフィリップ・リビエールはルビンシュタイン・テイビ症候群のために幼少時から複数回の外科手術を受けて運動機能を確保しなければならなかった。運動機能と自立性を得ることで健常者と同様に就学し優秀な成績を修めたが、挑戦への渇望が癒されることはなかった。そんな彼が登攀と出会ったのは1994年のことだった。登攀は自らの障害をチャンスに変え、社会的同化だけでなく自分が求める超克と発見へとつながる道標となるものだった。その後、Handi-grimpe(障害者による登攀)に参加し、「エボリューション・ツアー」を開始。このツアーによって世界中で自らの経験を広く伝えている。
- 共催:在日フランス大使館