3月
01
2014

【趣旨】
現在、世界各地で排外主義運動が勢力を拡大し、その対策が喫緊の課題となっている。だが排外主義とは、過激な排斥運動にのみ帰する問題ではない。真の意味で排外主義を乗り越えるには、政治、教育、市民活動、雇用、住宅といった社会の諸領域でみられる外国人・移民の排除や差別に注目し、それらと狭義の排外主義運動との関係を検討し、多様性と平等が尊重される社会のあり方を模索することが求められるのではないか。本シンポジウムは、このような広義の「排外主義」という視点から、フランスの外国人・移民の差別・排除の現状と構造を分析し、それを乗り越えるために地域レベルで行われている具体的な取り組みの成果と課題について考える。

【発表者】
中野裕二(駒澤大学)
マルク・アンベール(レンヌ第1大学)
フロランス・ジャニ=カトリス(リール第1大学)
森千香子(一橋大学)
浪岡新太郎(明治学院大学)
ミッシェル・ルノー(レンヌ第1大学)
マチルド・ドゥ・リール(リール第1大学)
アントワンヌ・ケレック(ルーアン大学)
エレーヌ・ルバイユ(日仏会館・フランス国立日本研究センター)

【司会】
ティエリー・リボー(Clersé CNRS・リール第一大学)
中野裕二
園山大祐(大阪大学)

【学術責任者】
中野裕二
森千香子
エレーヌ・ルバイユ

【共催】 ANR CHORUS-学術振興会 ILERE 研究プロジェクト、日仏会館フランス事務所

Programme

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。