グローバリゼーションの危機
[討論会]
18:30 - 20:30 1階ホール フランス語
※ 事前のご予約が定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。
尚、ご予約がない場合、当日の空席数に応じて、先着順にご案内をさせていただきます。
予めご了承ください。
【趣旨】
世界経済は、グローバリゼーションによって、繁栄を享受したというよりも、むしろ不安定化したように見える。われわれがいま苦しんでいる世界的不況は、一部の識者が主張するように、「自由貿易」や「改革」や「グローバル化」を推進さえすれば克服できるようなものなのだろうか。むしろこれらを推進することで、危機はいっそう深刻化しているのではないか? 「自由貿易」「改革」「グローバル化」を無条件に「正しい」とみなす、現在の主 流派経済学(「経済学的思考」)は、数式や理論で飾り立てられてはいるが、実は、その根拠はかなり薄弱で、それ自体がひとつのドグマとなってい る。現在の経済学のあり方と日本のTPP参加に反対してきた日本の若手論客と、経済を、経済学が無視する人類学的・人口学的基底から捉えてきた世 界的な学者が徹底的に討論する!
【講師】
エマニュエル・トッド (フランス国立人口学研究所)、
中野剛志 (評論家)
【司会】
堀茂樹(慶應義塾大学)
【主催】 日仏会館フランス事務所
【助成】 在日フランス大使館