9月
29
2018

※定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。

毎年1月末に開催されているアングレーム国際漫画祭は、ヨーロッパ最大のバンド・デシネのフェスティバルで、今年で第45回を迎えた。今回は、マンガ・パビリオンが設営されたほか、手塚治虫、浦沢直樹、真島ヒロという3名の日本人漫画家の展覧会が開催され、初めてマンガが大々的に取り上げられた。また、小西国際交流財団が主催する漫画翻訳賞の第1回グランプリが発表され、フランスのマンガブームを影として支える翻訳者の功績を称えた。
マンガは、今や、日本の現代文化の魅力を発信する最も有効な手段の1つであり、世界中で人気を博し、評価されている。しかしながら、それらの翻訳作業は謎に包まれたままで、翻訳者の役割の重要性も十分に認識されていない。当座談会では、マンガのフランスでの受容の歴史をたどりながら、その国際的な影響力を再認識するとともに、マンガ翻訳者の実際の翻訳作業について明らかにする。他方、近年は日本でもフランスのバンド・デシネが多く読まれるようになってきたことから、日本におけるバンド・デシネの受容と翻訳についても取り上げ、日仏両国の状況を比較したい。

【司会】坂井セシル(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】小西国際交流財団、日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】日本国外務省、在日フランス大使館/アンスティテュ・フランセ日本
日本語、同時通訳

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。