芸術照応の魅惑 III ── ヴァレリーにおける詩と芸術 ──
[ 日仏シンポジウム ]
使用言語:
フランス語 (同時通訳付き)
日時: |
2017年10月21日(土) 10:00~18:00 |
場所: |
1階ホール |
講演者: |
松浦寿輝(詩人・作家)、今井勉(東北大学)、伊藤亜紗(東京工業大学)、ミシェル・ジャルティ(パリ・ソルボンヌ大学)、ジャン=ルイ・ジャンネル(ルーアン大学)、ウィリアム・マルクス(パリ・ナンテール大学)、松田浩則(神戸大学)、宮田眞治(東京大学)、永井敦子(上智大学)、ブノワ・ペータース(作家・批評家)、田上竜也(学習院大学)、竹峰義和(東京大学)、塚本昌則(東京大学)、恒川邦夫(一橋大学名誉教授)、山田広昭(東京大学) |
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ポール・ヴァレリーは1871年に南仏の港町セットで生まれ「地中海の感興」の中で育った。1945年7月20日の死に際してはドゴールにより国葬をもって遇されセットの「海辺の墓地」に埋葬されたフランス第三共和政の桂冠詩人とも言うべき存在。今年は第一次大戦中の1917年に20年におよぶ「沈黙」を破って長詩『若きパルク』が刊行されて100周年にあたる。ヴァレリーは処女評論『レオナルド・ダヴィンチの方法序説』(1895)でルネッサンスの万能の天才のうちに芸術創造の秘密を探っており、建築、絵画、音楽、舞踏など多岐にわたる芸術分野について思索をめぐらした。生涯を通しエロスとヌース(知性)の葛藤を生きた「ヴァレリーにおける詩と芸術」をテーマに、日仏シンポジウム「芸術照応の魅惑」の第三弾をお届けする。
プログラム 10:00開会の辞 三浦信孝(中央大学名誉教授、日仏会館副理事長)
第1部 ヴァレリーと第三共和政における芸術 司会:田上竜也(学習院大学) 10:10 恒川邦夫(一橋大学名誉教授)「ポール・ヴァレリーにおける〈精神〉の意味」 10:40 ミシェル・ジャルティ (パリ第4大学) 「ヴァレリーと20世紀初頭にお ける芸術」 11:10 山田広昭(東京大学)「レオン・ワルラスとヴァレリーの芸術理論─なぜ詩人は芸術に経済学の隠喩を用いるのか」 11:40 質疑応答 12:10 ランチタイム
第2部 ヴァレリーとメディア 司会:澤田直(立教大学) 13:40 竹峰義和(東京大学)「絶対的なもののミメーシス──ヴァレリーを読むアドルノ」 14:10 ウィリアム・マルクス(パリ西大学)「ヴァレリーと広告」 14:40 塚本昌則(東京大学)「シミュレーションの詩学─ヴァレリーにおける身体の変容」 15:10 質疑応答 15:40 コーヒー・ブレイク
第3部 ヴァレリーと視覚芸術──絵画と映画を中心に 司会:塚本昌則(東京大学) 16:00 永井敦子(上智大学)「絵画のポエジー―ヴァレリー、マルロー、バタイユ」 16:30 今井勉(東北大学)「大芸術家の肖像―ダ・ヴィンチからドガへ」 17:00 ジャン=ルイ・ジャンネル(ルーアン大学)「ヴァレリーと映画─L’Isle sans nomをめぐって」 17:30 質疑応答
【主催】(公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所 【助成】(公財)石橋財団 【協賛】日本フランス語フランス文学会 フランス語と日本語、同時通訳
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