Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2025年3月のイベント

小西財団日仏翻訳文学賞30周年記念

日仏翻訳マスタークラス


(通訳なし)
日時: 2025年03月01日(土) 14:00〜17:00
場所: 601会議室
講演者: コリーヌ・アトラン(作家・翻訳家)

2003年小西財団日仏翻訳文学賞受賞者のコリーヌ・アトラン氏の指導による、日本語からフランス語への実践的な翻訳ワークショップ(全6回のうちの第3回目)

アマチュア・プロを問わず、翻訳家を志す方、翻訳家として活躍している方、翻訳出版に関心がある方などを対象としたワークショップです。翻訳家の職業をより深く理解し、具体的な例に基づいた演習を行います。

コリーヌ・アトラン氏は自身の仕事についてフランス語および日本語で語り、その後日本語からフランス語への翻訳の演習を行います。

主題 : 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』林 芙美子『茶色の眼』

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コリーヌ・アトラン
フランスの翻訳家、作家。
『京都での秋』、『霧の小さな礼讃』、『夢浮橋』(翻訳についてのエッセイ,2022年アジア文学賞)など様々なエッセイ、小説、旅行記を書く。1990年から小説を主として詩集、俳句集、戯曲など60以上に及ぶ日本文学作品翻訳を行う。中には、村上春樹 (『ねじまき鳥クロニクル』仏訳が2003年小西国際交流財団日仏翻訳賞受賞),辻仁成 (『白仏』仏訳が1999年フェミナ-外国小説賞受賞)、村上龍(『コインロッカーベイビーズ』)、天童荒太 『悼む人』、平野啓一郎 (『空白を満たしなさい』)、夢枕獏(『神々の頂』2024年)。)戯曲(坂手洋二『屋根裏』、岡田俊樹『三月の五日間』)や俳句集(ガリマール出版)、現代詩(和合亮一『詩の礫』、2016年外国詩文学賞受賞)の翻訳も行う。他に、森鴎外、夏目漱石、井上靖、林芙美子、大庭みな子、浅田次郎、などの翻訳がある。

お申込み
参加人数は35名までとさせていただきます。ワークショップは各回MFJウェブサイトからオンラインでお申込みを受け付けます。
お申込み後、ワークショップ当日前に演習の詳細を含むご参加確認メールが送信されます。ワークショップ3日前になっても、ご参加確認メールの届かない方は、contact@mfj.gr.jp までご連絡ください。

お申込み方法
下記の情報を明記し、件名を「3/1 日仏翻訳マスタークラス」として、contact@mfj.gr.jp までメールをお送りください。
- お名前(漢字およびローマ字)
- メールアドレス
- ご職業、ご所属
- お電話番号

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【助成】公益財団法人小西国際交流財団

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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

国際女性デー記念連続イベント「女性と文学――過去・現在・未来」

日仏の女性たちと文学をめぐって


(同時通訳付き)
日時: 2025年03月08日(土) 14:00~16:30
場所: 1階ホール
講演者: 桐野夏生(作家)、マルティーヌ・リード(文学研究者、リール第三大学名誉教授)

日仏女性研究学会は、国際女性デーを記念して、「女性と文学」をテーマに2日間にわたる連続イベントを開催します。
 日本においても、フランスにおいても、女性たちの存在なくして文学を語ることはできません。女性作家たちは古くから文学の生成にかかわり、寄与してきました。しかし、その功績はしばしば軽んじられ、忘れられ、抹消されてもきました。女性たちが書き、それを公に読まれるものとし、評価を求めた時、そこにはいつでも大きな障壁があったのです。
 編集者や出版者して、あるいは読者として、文学の生産と流通、消費と受容とにかかわってきた数多くの女性たちも、重要な存在です。女性たちは、出版、メディア、制度といった〈文学場〉に、あらゆる立場から参画していました。
 また、文学作品に表象される女性たちに目を向けてみれば、これまで様々な「女性像」が提示されてきました。それらは、一枚岩ではない多様な女性たちの現実を本当に反映しているでしょうか?作家の性別によって、描かれ方に違いは生じるでしょうか?女性と文学の〈生〉とをめぐって、作家と研究者それぞれの立場から桐野夏生さんとマルティーヌ・リードさんにご意見をいただき、日本とフランスの状況について比較検討します。

【講師プロフィール】

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桐野夏生(作家)
『OUT』(1998年日本推理作家協会賞)、『柔らかな頬』(1999年直木賞)、『グロテスク』(2003年泉鏡花文学賞)、『東京島』(2008年谷崎潤一郎賞)、『ナニカアル』(2011年読売文学賞)、『燕は戻ってこない』(2023年毎日芸術賞と吉川英治文学賞)など受賞歴多数。フランス語を含む多くの言語に翻訳されている。2021年より女性初の「日本ペンクラブ」会長を務める。

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マルティーヌ・リード(文学研究者、リール第3大学名誉教授)
専門は19世紀フランス文学、特に女性文学。著書に『なぜ〈ジョルジュ・サンド〉と名乗ったのか?』(持田明子訳、藤原書店、2014年)、『文学における女性』(未邦訳、2010年)、『コレットになる前のコレット』(未邦訳、2023年)など多数。編著に『女性と文学』(現在邦訳準備中)があるほか、多くのフランスの古典文学作品の編纂も手がける。

※このイベントは、国際女性デー記念連続イベント「女性と文学----過去・現在・未来」の一環として行われ、3月9日(日)開催のセミナー「フランスにおける文学史と女性----マルティーヌ・リード氏を迎えて」と連動しています。セミナーの詳細はこちらをご覧ください。https://www.fmfj.or.jp/events/20250309.html

【ディスカッサント】トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【司会】吉川佳英子(愛知工業大学)
【開会・閉会の挨拶】西尾治子(日仏女性研究学会 代表)
【主催】日仏女性研究学会
【共催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【助成】(公財)日仏会館

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

オウム真理教の内外に蔓延した「マインド・コントロール幻想」


使用言語:日本語 (仏語通訳)
日時: 2025年03月20日(木) 18:00〜20:00
場所: 601室&オンライン
講演者: 大田俊寛(埼玉大学)

会場参加定員に達したためお申込みを締め切りました

オンライン参加こちら をクリックしZoomウェビナーにご登録ください

1995年3月20日、地下鉄サリン事件という大規模テロを起こしたオウム真理教。その暴走を後押ししたのは、一体何だったのか。従来の日本社会では、「マインド・コントロール(あるいは洗脳)」の理論によってオウムを説明しようとする試みが盛んに行われてきた。すなわち、オウムの信者は教団によって完全にマインド・コントロールされており、自由意志を失っていた、というのである。

とはいえ、マインド・コントロールという概念は、決して科学的・学問的に確立されているわけではない。むしろ「疑似科学」と見なされることが多いほどである。果たして本当に、オウムの内部ではマインド・コントロールが実現していたのだろうか。

本講演では、マインド・コントロールという理論を、科学ではなく「幻想」と捉え、そうした幻想がオウムの内外にどのような仕方で存在してきたのか、ということを考察する。その際に一つの発端となったと思われるのは、1950~60年代にアメリカのCIAで行われたマインド・コントロール実験、「MKウルトラ計画」である。同計画は失敗に終わったものの、以降の新宗教運動・オカルティズム・陰謀論に大きな影響を与え、オウムでもまた、それをモデルとした人体実験が行われていた。さらには「反カルト」の側でも、新宗教運動に参加している人々はマインド・コントロールを受けていると見なされ、そこから離脱させるために「ディプログラミング」が必要である、と主張されたのである。

こうした観点から再考すると、実にオウム事件は、マインド・コントロール幻想に取り憑かれた二つの集団の衝突であった、とさえ映るようになる。そして日本社会は、マインド・コントロール理論を適切に批判しなかったために、オウム事件の本質を誤解したばかりか、宗教問題に冷静に対処する方法を見失ったように思われるのである。

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大田俊寛は1974年生まれ。専門は宗教学・思想史。古代キリスト教の異端である「グノーシス主義」の研究により、東京大学で博士号を取得し、2009年に『グノーシス主義の思想――"父"というフィクション』を公刊。その後はオウム真理教の研究を手掛け、『オウム真理教の精神史――ロマン主義・全体主義・原理主義』(2011年)と『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』(2013年)を公刊。現在は埼玉大学においてリベラル・アーツ教育を担当しており、2023年に西洋宗教思想史の講義録『一神教全史』を公刊した。

【司会】アントナン・ベシュレール(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所


本講演会は、フランス国立東洋言語文化学院、Maison de la rechercheにて開催されるシンポジウム «  L'héritage de l'affaire Aum à la société japonaise : 30 ans après les attentats au gaz sarin du métro de Tokyo »(オウム事件が日本社会に遺したもの:地下鉄サリン事件から30年)のプログラムの一環です。このシンポジウム は、アントナン・ベシュレール(ストラスブール大学、日仏会館・フランス国立日本研究所)、ジュリアン・ブヴァール(リヨン第三大学、IETT)、セザール・カステルビ(パリ・シテ大学、CRCAO)、エドゥアール・レリッソン(フランス国立東洋言語文化学院、IFRAE)、中條 千晴(リヨン第三大学、IETT)、村松 研二郎(リヨン第三大学、IETT)によるシリーズ「オウム事件と1995年 : 現代日本の転換期」の第1日目となります。

シンポジウムの全てのプログラムをzoomより視聴可能です。ご登録はこちら

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

Séminaire doctoral

Cancer pédiatrique de la thyroïde à Fukushima : politique du risque et engagement civil


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2025年03月25日(火) 18:00〜20:00
場所: salle 601 & en ligne
講演者: Chiara Ramponi (Univ. de Tôhoku)

Inscription

Après inscription, les participants en distanciel recevront un lien Zoom le jour de la séance.

Cette étude explore la controverse médicale entourant les cas de cancer pédiatrique de la thyroïde émergés après la catastrophe de Fukushima et cherche à examiner à la fois les aspects épistémologiques du débat, dans le cadre de la science des rayonnements, et les activités de deux associations citoyennes créées pour soutenir les patients et leurs familles.

La première partie offre un aperçu de l'évaluation épidémiologique de ces cancers et des examens cliniques menés depuis 2011 par l'Université Médicale de Fukushima. Tandis que les autorités sanitaires nationales et internationales (y compris l'UNSCEAR et l'OMS) attribuent le nombre élevé de diagnostics à l'utilisation de technologies avancées, en excluant la possibilité d'un lien avec l'accident nucléaire, les associations citoyennes et les experts qui collaborent avec elles dénoncent des estimations biaisées de l'exposition et des défauts méthodologiques. Mon analyse vise à mettre en évidence comment le dépistage et la communication scientifique autour de celui-ci reproduiraient des tendances discursives et des stratégies rhétoriques observées à Tchernobyl, visant à "invisibiliser" le lien entre risque sanitaire et radiation.

La deuxième partie s'intéresse au rôle des associations, qui poursuivent trois objectifs : contester l'évaluation officielle, soutenir financièrement les patients et offrir un espace de soutien moral face à la stigmatisation sociale. La recherche cherche également à fournir un premier cadre pour l'analyse du procès civil intenté par 7 patients contre TEPCO, qui constitue une tribune pour remettre en question le récit officiel de la reconstruction et du désastre en tant qu'événement finalement surmonté.

 

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Pendant son master en anthropologie, ethnographie et ethnolinguistique à l'Université Ca' Foscari (Venise), Chiara RAMPONI s'est intéressée à la science citoyenne avec un mémoire portant sur l'impact micro-social de la contamination radioactive des denrées alimentaires dans la ville de Tamura (Fukushima), après l'accident du 2011. Avec une bourse doctorale MEXT à l'Université du Tohoku (Graduate School of Environmental Studies) elle étudie à present la controverse médicale entourant les cas de cancer pédiatrique au niveau de la thyroïde, apparus dans la région de Fukushima dans le cadre du Fukushima Health Management Survey. En août 2023, elle a reçu une bourse de la Fondation Takagi Jinzaburo afin de réaliser les interviews auprès des associations des citoyens qui soutiennent les patients et les familles concernées. Elle participe au Mitatelab, un group de recherche franco-japonais qui étudie l'après-Fukushima d'un point de vue interdisciplinaire.

Modérateurs : Sania CARBONE (Inalco, IFRAE), Raphaël LANGUILLON (IFRJ-MFJ), Étienne MARQ (CRCAO)
Organisation : IFRJ-MFJ
Renseignements : doctorantsmfj@gmail.com ou contact@mfj.gr.jp

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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