3月
17
2016

現代世界は、連続性や流動性の上にあるというよりは、むしろ分離の上にあるだろう。境界はいたるところにあり、われわれは空間の断片化や通過を体験する。現在まで境界の研究は、国境に関しては地政学、占有に関しては政治学や法学、日常生活に関しては心理学や人類学、身体や精神に関しては医学や精神分析学、住居や住むことに関しては建築学、その他については地政学や、都市計画、歴史学といったように、分割されていた。本講演では、とりわけ日常生活や、いわゆる地味でつまらない空間対象に注目し、かつてない総括的な境界の読み方を提示する。

プロフィール
ニース大学教授。地理学のアグレガシオン(高等教育教授資格)をもつ。観光や、フランス海外県、島国の特徴、国境や境界について多くの学術論文や学術書を執筆している。主な著作にLes Discontinuités spatiales (Économica, 1995, réédité en 2004) や、最近ではL’Homme et les limites (Économica, 2016)がある。

【ディスカッサント】アンドレア・ユリ・フロレス・ウルシマ(京都大学地域研究統合情報センター)

【司会】 シルヴィ・ブロッソー(早稲田大学)

【主催】日仏会館フランス事務所
【協力】JAPARCHI(日本の建築と都市に関するフランス語系研究者の学術ネットワーク)

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。