2月
15
2014


PDF版プログラム

【趣旨】
このシンポジウムでは、鉱業の衰退過程における社会、衛生、環境に対する影響を日仏の視点から考察する。両国では、1世紀続いた石炭の時代の終わりとともに1960年代から鉱業の衰退が始まる。その後、半世紀に渡って続く過程のなかで、新たに生じた問題や困難とは。
鉱山における雇用の減少にどのように対応したのか?健康と安全の問題は、どのように扱われたのか?鉱山閉鎖後、鉱山関係者の経済的状況はどのように変化したのか?鉱山の放棄が環境に与えた影響とは?産業遺産化や記念碑化といった動きは、かつての鉱山地域に新しい展開をもたらすのか?
鉱山業におけるさまざまな関係者(企業、工員、組合、医者、技術者、地方自治体など)の経験を、フランスと日本の事例を比較検討する。

【発表者】
廣田功(帝京大学)
島西智輝(香川大学)
マリオン・フォンテーヌ(アヴィニョン大学)
永井護(宇都宮大学)
ジュディット・レイホーン(ヴァランシエンヌ大学、フランス国立大学研究院)
ポール=アンドレ・ロゾンタル(パリ政治学院/フランス国立人口統計学研究所)
ベルナール・トマン(フランス国立東洋言語文化研究院)

【企画】 ベルナール・トマン、ジュディット・レイホーン、廣田功

【共催】 ヴァランシエンヌ大学、フランス国立東洋言語文化研究院、日仏会館フランス事務所
【助成】 フランス国立大学研究院、帝京大学 、ノールパ・ド・カレー地域圏、パリ政治学院

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。