科学は普遍的か?
[ 一般公開講演会 ]
使用言語:
フランス語 (通訳付き)
日時: |
2010年11月18日(木) 18:00 |
場所: |
601会議室 |
講演者: |
ジャン=マルク・レヴィ=ルブロン (物理学者) |
- 講師プロフィール:
物理学者(理論家)、科学論学者(実験者)であり“科学評論家”。ニース大学の物理学科、哲学科およびコミュニケーション学科で教鞭を執り、現在は名誉教授。Seuil社の科学叢書の編集責任者であり、雑誌 Alliage (culture, science, technique) 編集長を務める。
主として量子理論や相対性理論に関する多くの学術論文や研究書のほか、著作に L’esprit de sel (science, culture, politique), Seuil, 1984 ; Mettre la science en culture, ANAIS, 1986 ; La pierre de touche (la science à l’épreuve...), Gallimard, 1996 ; Aux contraires (l’exercice de la pensée et la pratique de la science), Gallimard, 1996 ; Impasciences, Seuil, 2003 ; La science en mal de culture, Futuribles, 2004 ; La vitesse de l’ombre (Aux limites de la science), Seuil, 2006 ; De la matière, Seuil, 2006 などがある。
- 講演要旨:
科学が人類が生み出したもののなかでも(おそらくは唯一)、諸文化や諸言語そして個々の歴史を超えて普遍的なものであることは一般に認められている。本講演では様々な例をひきながら、単純な相対主義に陥ることなく、この見解が再検討に値するものであることを明らかにする。知の生産はあらゆる人間社会の特徴だが、その形式や役割は非常に多岐にわたるため、それらを一括してあるひとつの普遍的な科学に属するものと考えることは文化的多様性の豊かさと興味をまったく認めていないことになる。逆説的に今日では、グローバリゼーションによって現代科学の実践が地理的空間に統合されると同時に、歴史的な時において大きな変化を引き起こしている。
- 協力:東京日仏学院
|
* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。
【重要】公益財団法人日仏会館への電話のお掛け間違いにご注意ください。
弊研究所と公益財団法人日仏会館とは別組織です。誤って弊研究所のイベントのお問い合わせをされる事例が多数発生し困っております。
弊研究所では、お問い合わせは原則メールのみの対応とさせていただいております。また、イベントについてはHPを、メール不着についてはメールの設定をまずはご確認いただけましたら大変助かります。
弊研究所は最少人数でなんとか無料イベントの運営を続けている状況です。ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
お問い合わせメールアドレス:
03-5421-7644(水曜14時〜18時/来客等で応答出来ない場合もあります)
03-5421-7641(木曜14時〜18時/来客等で応答出来ない場合もあります)