2月
27
2018

フランスにおいても日本と同様、モードという研究対象は、人文社会科学において伝統的に行われてきた歴史的アプローチのせいで蔑ろにされてきた。今日両国において学術的背景は変化し、また、急速に進化し、ダイナミズムや新しい可能性の展望を垣間見ることができる。これらの発展への理解および対話による現状の理解は、この分野の研究の未来のために最も重要と思われる。

プロフィール
アンヌ・モンジャレ
民族学者、社会学者、フランス国立科学研究センターおよびフランス国立社会科学高等研究院の共同研究所IIAC-LAHIC研究主任、フランス民族学会会長。職業や女性、都市における文化、記憶、遺産についての研究を行う。現在、「お針子」やパリのモンマルトルの表象に関心を寄せている。

高木陽子
文化学園大学教授。ファションとテキスタイルの越境に関する諸問題に取り組む。理論と国際的研究の向上を推進する科研費基盤研究 (C)「越境するファッションの理論構築と国際協働の推進」17K02382を取得。ジャポニスム学会理事長。

クリステル・ブラッシュ=コント
人類学者、写真家。フランス国立社会科学高等研究院IIAC-LAHIC研究所博士課程在学中。表象やモード、職人仕事についての考察を通して現代におけるグローバリセージョンのプロセスを研究している。

【司会】シルヴィー・ボォ(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【協力】AMM、IIAC、LAHIC、EHESS、CNRS、SEF、越境するファッションセミナー、科研費基盤研究 (C)「越境するファッションの理論構築と国際協働の推進」17K02382、文化学園大学

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。