フランス音声詩をめぐって──アンヌ=ロール・シャンボワシエ氏を招いて
[討論会] アンヌ=ロール・シャンボワシエ(美術史家・キュレーター)、マリアンヌ・シモン=及川(東京大学)、鈴木雅雄(早稲田大学)、福田裕大(近畿大学)、熊木淳(尚美学園大学)
15:00 - 19:00 601号室
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独特かつ興味深い発展にもかかわらず、音声詩はこれまでマイナーなジャンルとみなされてきた。本シンポジウムでは、現代フランスを中心とした音声詩を紹介し、様々な文脈から位置づけを試みる。美術史家兼キュレーターで、音の問題を様々な芸術ジャンルとの関わりにおいて考察し、実践的な活動も展開しているアンヌ=ロール・シャンボワシエ氏を招き、彼女の製作した映像を上映し、解説をしてもらう。また、フランス文学の研究者4名(マリアンヌ・シモン=及川、鈴木雅雄、福田裕大、熊木淳)が研究発表を行う。
プロフィール
アンヌ=ロール・シャンボワシエ
美術史家、キュレーター。
2013年にChamProjectsを創設。音の問題と他の芸術分野(映画、視覚芸術、文学)との関わりについての越境的考察と、美術史的な人物をめぐるプロジェクトに従事し、その活動は、多様な形態をとった現代の創造の場において共鳴を続けている。ChamProjectsは、展覧会、会合、出版物、講演会などの形をとって行われている。 www.champrojects.com
プログラム
15 : 00-15 : 10
熊木淳 シンポジウム開催にあたって
15 : 15-16 : 15
福田裕大(近畿大学)「音声詩の前史をめぐって:サウンド・スタディーズの観点から」
鈴木雅雄(早稲田大学)「意図的に「どもる」ことは可能か──ゲラシム・ルカにおけるリズムの問題」
16 : 15-16 : 20 休憩
16 : 20-17 : 20
マリアンヌ・シモン=及川(東京大学)「日仏の音声詩:ピエール・ガルニエと新国誠一の共同作品を中心に」
熊木淳(尚美学園大学)「ページ、朗読、パフォーマンス──ベルナール・ハイツィックの行動詩とクリスチャン・プリジャンの『書かれたものの声』」
17 : 20-17 : 30 休憩
17 : 30-18 : 00
アンヌ=ロール・シャンボワシエ(美術史家・キュレーター)
『ベルナール・ハイツィック、アクションとなる詩』をめぐって
18 : 00-19 : 00
『ベルナール・ハイツィック・アクションになる詩』(ドキュメンタリー/2014年/55分)
【製作】アンヌ=ロール・シャンボワシエ、ジル・クデール、フィリップ・フランク
※フランス語、通訳・字幕なし
19 : 00 閉会
【司会】進藤久乃(松山大学)
【主催】科学研究費研究グループ 基盤研究(C)「第二次大戦後フランス文学における前衛の諸問題」17K02610、日仏会館・フランス国立日本研究所
【使用言語】日本語とフランス語、同時通訳付き