日時: | 2021年06月29日(火) 18:30〜20:30 |
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場所: | オンライン |
講演者: | アントワーヌ・コンパニョン(コレージュ・ド・フランス名誉教授)、中地義和(東京大学名誉教授) |
お申し込みはこちらのサイトから:https://www.mfjtokyo.or.jp/events.html 2006年以降コレージュ・ド・フランスで「フランス近現代文学――歴史、批評、理論」講座を担当し、昨年70歳の定年を迎えたアントワーヌ・コンパニョンの教育・研究歴は約45年、2018年東京大学文学部を定年退職した中地義和のそれは約35年です。世界のフランス文学研究の中枢を担ってきた前者と、外国文学としてのフランス文学の教育・研究に携わってきた後者が、合わせて80年に及ぶ歩みをそれぞれの立場から振り返ります。 アントワーヌ・コンパニョン(コレージュ・ド・フランス名誉教授) 1950年、ブリュッセルに生まれる。十代の数年をアメリカ合衆国で過ごす。理工科学校、国立土木学校という理系エリート校二校を卒業するが、並行して文学への関心を抱きつづけ、まもなく本格的な文学研究を志す。1985年以来今日まで、ニューヨークのコロンビア大学教授、フランスではパリ・ソルボンヌ大学教授(1994年‐2006年)を経て、2006年から20年までコレージュ・ド・フランス教授として「フランス近現代文学――歴史、批評、理論」の講座を担当した。とくに関心を寄せるモンテーニュ、ボードレール、プルーストに関する著作と並んで、文学史、文学理論の面での重要な仕事が数多くある。 主な著書(邦訳のある単著): La Troisième République des lettres. De Flaubert à Proust, Seuil, 1983. Les Cinq Paradoxes de la modernité, Seuil, 1990. Le Démon de la théorie, Seuil, 1998. Les Antimodernes, de Joseph de Maistre à Roland Barthes, Gallimard, 2005 Un été avec Montaigne, Équateurs, 2015 L'Âge des lettres, Gallimard, 2015 (邦訳のない単著) 中地義和(東京大学名誉教授・(公財)日仏会館副理事長) 1952年、和歌山県に生まれる。東京大学教養学科卒、同大学院人文科学研究科博士課程修了。85年パリ第三大学博士(第三期課程)。1982-83年同大学付属東洋言語文明研究所日本語講師。86年東京大学助手、88年同助教授、96年同教授。2011-13年同人文社会系研究科長・文学部長、18年に定年退職。専門はフランス近代文学、なかでもランボー。その作品の翻訳・解説、ランボー、ボードレールらの作家論のほか、ル・クレジオ、バルト、コンパニョンらの翻訳紹介を行なっている。 主な著訳書 Combat spirituel ou immense dérision ? Essai d'analyse textuelle d' «Une saison en enfer », José Corti, 1987. 『ランボー 精霊と道化のあいだ』、青土社、1996年 『ランボー 自画像の詩学』、岩波書店、2005年 『ランボー全集』(共編訳)、青土社、2006年 『対訳ランボー詩集』(編訳、注、解説)、岩波文庫、2020年 ル・クレジオ『ロドリゲス島への旅』(朝日出版社、1988年)、『黄金探索者』(新潮社、1993年/河出書房新社「世界文学全集」II-9、2009年)、『ル・クレジオ 映画を語る』(河出書房新社)、『隔離の島』(筑摩書房、2013年/ちくま文庫、2020年)、『嵐』(作品社、2015年)、『心は燃える』(共訳、作品社、2017年)、『アルマ』(作品社、2020年)、 ロラン・バルト『著作集』第9巻(みすず書房、2007年) アントワーヌ・コンパニョン『近代芸術の五つのパラドックス』(水声社、1999年)、『文学をめぐる理論と常識』(共訳、岩波書店、2007年)、『書簡の時代――ロラン・バルト晩年の肖像』(みすず書房、2016年) 【司会】澤田直(立教大学) 【主催】(公財)日仏会館、日仏会館・フランス国立日本研究所 |
* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。
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日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー > 合わせて80年を振り返る ―文学の教師として、研究者として―