9月
06
2013

【要旨】
戦後フランスの芸術家、作家、映画監督は日本に対して極めて強い関心を抱き、しかもその関心は多様なものであったが、ロラン・バルトの『記号の国』(1970)からジャック・ルーボーの『極私的東京案内』(2005)にいたるまで、とりわけ日本の日常生活のもっともありふれた、もっとも「取るに足らない」側面に焦点が当てられていたのではないだろうか。本シンポジウムは、現代の「日本愛好家」たちの美的偏愛を検討するものであり、ジェラール・マセ、フィリップ・フォレスト、ミカエル・フェリエといった作家が参加予定である。

【挨拶】 クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所)

【基調講演】
ミカエル・フェリエ(中央大学)
フィリップ・フォレスト(ナント大学)
川上あかね( ロンドン大学バークベック校、イギリス)

【発表者】
アーシュラ・ティド(マンチェスター大学)
アンドレ・レドリ(ジャン・ムーラン リヨン第三大学)
林修(福島大学)
リズ・ギオ(モンペリエ第三大学)
ライリ・ドール(フランス国立東洋言語文化研究学院)
エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化研究学院)
カトリーヌ・マイヨー(セルジー・ポントワーズ大学)
ティフェンヌ・ラロック(ストラスブール大学)
アンヌ=ガエル・サリオ(デューク大学、アメリカ)
高馬京子(ミコラス・ロメリス大学、リトアニア)
マルク・コベール(パリ第十三大学)
アニエス・ディソン(大阪大学)
エリザベス・カルドンヌ=アルリック(Vassar College、アメリカ)
千葉文夫(早稲田大学)
ブルーノ・シボナ(アベリストウィス大学、イギリス)
ジェラール・マセ(作家・写真家)
桑田光平(東京外国語大学)

【共催】 ファビアン・アリベール=ナルス(東京外国語大学/日本学術振興会外国人特別研究員)、桑田光平(東京外国語大学)、ルーシー・オメアラ(ケント大学、イギリス)、日仏会館フランス事務所
【助成】 日本学術振興会、ケント大学人文学先端研究所/西洋近代文学センター(イギリス)、国際交流基金(イギリス)
【後援】 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、東京外国語大学総合文化研究所

【PDF版プログラム】

 

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。