19世紀におけるボルドー芸術の友協会―ボルドー美術館の作品収集方針からみた黄金期
[講演会] ソフィー・バルテレミー(ボルドー美術館館長)
14:00 - 16:00 1階ホール フランス語
Photo: Thomas Sanson, Mairie de Bordeaux
* 定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。
国立西洋美術館では、6月23日(火)より「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」を開催します。ボルドー市と市内の主要美術館・博物館の全面支援により実現したこの展覧会では、ボルドーとその地域の歴史と美術を先史時代から20世紀までたどります。この機会に、今回の講演では、ボルドー美術館館長ソフィー・バルテレミー氏に、ボルドー芸術の友協会の活動を通して、19世紀ボルドーの芸術的、文化的環境について話していただきます。1851年に設立された同協会は、フランスでもっとも重要で活発な地方の芸術協会の1つに数えられます。とりわけ同協会が毎年開催した展覧会によって、ボルドー美術館は19世紀を通じてボルドーやパリの画家たちの多くの作品を取得することができました。本講演は、フランスにおける市民と近代美術の関係性についての理解を深めつつ、ボルドーの事例を通じて地方の芸術的活力を描き出すことを目指します。
【プロフィール】
ソフィー・バルテレミー
2014年5月よりボルドー美術館館長をつとめる。ディジョン美術館時代(2001~2014年3月、19世紀絵画と現代美術コレクション担当の学芸員)における主な展覧会企画:「ハンガリーのフォーヴィスム 1904-1914年 マティスのレッスン」展(2009年)、「衣を剥がれるシュラミタ ギュスターヴ・モローの《雅歌》の創作過程」展(2011年)、「フランソワ・リュードとソフィー・リュード 「自由」の市民たち 19世紀の芸術家夫妻」展(2012年)。
【司会】陳岡めぐみ(国立西洋美術館主任研究員)
【主催】日仏美術学会、日仏会館フランス事務所
【後援】国立西洋美術館