日時: | 2025年04月11日(金) 18:00〜20:00 |
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場所: | 601会議室 |
講演者: | 木村淳(東海大学) |
フランスは、国際社会でいち早く、水中考古学を推進する国立の研究機関を立ち上げた歴史がある。日本においても海底遺跡の研究の歴史は古く、近年では、近代の沈没船遺跡の調査保護が進んでいる。静岡県伊豆半島南伊豆町沖合の海底には、メッサージェリ・マリティム社所属であったニール号の残骸が沈没船遺跡として残されている。 木村淳は東海大学人文学准教授。フリンダース大学院PhD修了後、マードック大学アジア研究所、シカゴ・フィールド自然史博物館研究員を経て現職。専門は海事考古学・水中考古学。アジアの沈没船遺跡研究を専門としている。主な著書に『Archaeology of East Asian Shipbuilding』、『海洋考古学入門:方法と実践』、『図説 世界の水中遺跡』。KUルーベン大学客員教授、文化庁水中遺跡調査検討委員会有識者委員、ICOMOS水中文化遺産国際委員会委員。先史時代のウンブキ水中鍾乳洞遺跡、ベトナムでの海上シルクルート交易沈没船調査、太平洋マニラガレオン船調査を行っている。2017年から伊豆半島沖のフランス郵船ニール号の調査を実施している。 【講師】木村淳(東海大学) |
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