日時: | 2025年02月21日(金) 10:00〜18:00 |
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場所: | 1階ホール |
本と挿絵入り雑誌の歴史は、1870年代から戦間期の間におけるジャポニスムの隆盛と発展に密接に関係している。芸術的かつ学術的なジャポニスムの媒体でありベクトルでありながら、ジャポニスムの印刷物は決して単一の表現の対象となることはなかった。サミュエル・ビングの旗艦誌 『Le Japon artistique』(1888-1891年)や、マラルメやクローデルの著作、ウジェーヌ・グラッセ、 、ジャン=ジョルジュ・オリオールといった印刷業者、版画家、偉大な装飾芸術家やタイポグラファーが美術雑誌や装飾雑誌のレイアウトやイラストレーション、または学術作品に果たした役割についての研究に私たちは事欠くことはない。本シンポジウムは、文字通りの意味での「日本の印象」を消耗させることを目指すのではなく、絵画、彫刻、建築と並んで、フランスにおけるジャポニスムの普及を絶えず支えてきた紙のモニュメントへのオマージュを集めることを目的としている。 、エミール・ヴェルハーレン、ピエール・ロティ、ガブリエル・ムーリーなどの出版物がその役割を物語っている。 フレーミングとタイポグラフィの配置を導く絵画的なジャポニズムとの絶え間ない相互作用の中で、「documents d'art et d'industrie」特有の革新的な美を生み出し、日本の本を特徴づける要因となった。これらのケーススタディの主たる狙いは、ジャポニスムの普及者としての印刷物にスポットを当てることである。
【登壇者】ソフィー・バッシュ (ソルボンヌ大学、フランス大学研究院、CELLF フランス語フランス文学研究センター、CNRS/パリ・ソルボンヌ大学 UMR 8599)、ギィ・デュクレイ(ストラスブール大学) 、エリザベート・エメリー(モントクレア米国ニュージャージーニュー州立大学)、ジャン=ルイ・アケット(ランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学)、林 洋子(兵庫県立美術館館長)、ファブリス・コードン(ソルボンヌ大学)、セゴレーヌ・ルメン(パリ・ナンテール大学名誉教授) 、クリストフ・マルケ(フランス国立極東学院)、ギヨーム・メタイエ(フランス国立科学研究センター 、CELLF フランス語フランス文学研究センター、CNRS/パリ・ソルボンヌ大学 UMR 8599)、三浦 篤(東京大学名誉教授、大原美術館館長)、及川 茂(日本女子大学名誉教授)、岡部 昌幸(帝京大学名誉教授、荏原畠山美術館館長)、マリアンヌ・シモン=及川(パリ・シテ大学)、寺田 寅彦(東京大学)、エレーヌ・ヴェドリーヌ(ソルボンヌ大学、ELLF フランス語フランス文学研究センター、CNRS/パリ・ソルボンヌ大学 UMR 8599)、ベルナール・ヴイユ(ソルボンヌ大学名誉教授、CELLF フランス語フランス文学研究センター、CNRS/パリ・ソルボンヌ大学 UMR 8599)、ミシェル・ワッセルマン(立命館大学名誉教授)
関連データ:» Programme.pdf |
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