日時: | 2024年07月12日(金) 18:00〜20:00 |
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場所: | 1階ホール |
講演者: | アルチュール・デフランス(パリ国立高等研究院 , CRCAO) |
奈良時代は、最初の大規模な和歌集(『万葉集』)と最初の漢詩集(『懐風藻』)の成立期である。本講演では、対立しているように見えるこの二つの作品を、奈良時代の言語空間の中に位置づけ直し、その理解を深めることを試みる。奈良時代の諸言語は、話し言葉であれ、書き言葉であれ、社会学的な位相と象徴的な価値を有するものであり、それを詩歌文学の理解への一つの手がかりとして見直すことが本講演の課題である。 アルチュール・デフランスは、パリ国立高等研究院で2022年に日本学博士号を取得後、イナルコ(フランス国立東洋言語文化学院)で日本語講師として勤務中。研究内容は、奈良時代の詩歌文学と日本の漢文学。 【講師】アルチュール・デフランス(パリ国立高等研究院、CRCAO) |
* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
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