小堀鷗一郎医師は、食道癌を専門とする外科医として40年間東京大学医学部附属病院に勤めた後、埼玉県堀ノ内病院に勤務。寝たきりの高齢在宅患者への訪問診療に携わる。自らの経験をもとに執筆した『死を生きた人びと : 訪問診療医と355人の患者』(2018)は第67回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。
グザビエ・エマニュエリ医師は、麻酔と救急医療を専門とする。国境なき医師団共同創設者、サミュ・ソシアル及びサミュ・ソシアル・インターナショナルの共同創設者。ジャック・シラク大統領のもと、緊急人道支援担当相を務める。
エマニュエリ医師は、あらゆる形態の排除との闘いにその生涯を捧げている。とりわけ高齢者の排除を懸念し、介護職のための大学の資格を創設した。小堀医師の著書のフランス語版『La belle mort』の序文を書いており、出版されたばかりの自身の著書『De vieux en mieux』では、老いに対する包括的かつ医学的、心理社会的、社会的な考察を行っている。
【司会】ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所) 【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所 【協力】 在日フランス大使館科学技術部 【助成】 Fonds Xavier Emmanuelli
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