日時: | 2020年11月05日(木) 18:30〜20:30 |
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場所: | オンライン |
講演者: | アネット・ベッケール(パリ西大学) 【ディスカッサント】原田敬一(佛教大学名誉教授)、兼清順子(立命館大学国際平和ミュージアム) |
※定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。 日本ではながらく、戦争博物館は第二次世界大戦の軍事博物館を意味していた。そしてフランスを含めた他の国々では、それは近代から第二次世界大戦までの、戦時における軍隊の博物館であった。パリのアンヴァリッドに設置されている国立軍事博物館がそのもっともよい例である。だが、戦争が総力戦へと転換したことで前線と銃後を区別することが不可能となったため、ここ30年来、世界中の多くの軍事博物館が、戦闘員だけではなく民間人の展示を実施するようになった。それ以来、軍事的、政治的、社会的そして文化的な暴力が交差する場として、これらの博物館の学芸員たちは、戦争による破壊という短い時間軸と、健忘と想起、記憶の亢進のあいだで発生する、記憶の思い起こしと忘却という長い時間軸の双方において歴史が刻まれる場での、知的行為の全体像を提供している。かくして、複数の時間と場所を解読し、語源的な意味で、身体と魂および風景が傷つきやすいことを知ることに、訪問者はいざなわれる。英雄的行為と犠牲的行為のあいだで、最も痛ましい過去に起因する並外れた痛手や破壊が、どのように体験され、継続し、表象されるのかということを、訪問者は感じ取ることができる。 ※こちらのイベントは、Zoomにて開催します※ 参加方法についての詳細はこちらをご覧ください:https://youtu.be/p2x9hh8Vo2k ※Zoomイベントに参加するためのIDとパスワードは、イベントの前日にメールでお送りします。 【免責条項1】 【免責条項2】 |
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