芸術の非直線的展開について
[講演会] ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ(作家、ノーベル文学賞)
18:30〜20:30 1階ホール
* 定員に達したため、お申込みを締め切らせていただきました。
何が古典的か?何が現代的か?原始的な文化、文学が存在するだろうか?技術や医学、あるいは現実を相手取る科学の場合と同じく、芸術においても進歩が語れるだろうか。リアリズムという語には意味があるだろうか?アリストテレスは、芸術の使命をミメーシス、つまり現実の模倣と定義した。いにしえのメキシコ人にとって、人間の文化は、たえず再開される一連のサイクルであった。西洋(この語をまじめに口にできるとして)における芸術は、現実の複製に依拠している。他の文化では、そうした配慮は表面に出てこない。ある起点から出発していつか終点に至るとされるような芸術史への信仰から、私たちは自分を解き放つことができるだろうか? 同様に、古代のアテネやローマから受け継がれた文学は、長きにわたって、さまざまな流派や宣言を貫く信念の根拠となってきた。その辺りを見てみよう…
【講師】ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ(作家、ノーベル文学賞)
【ディスカッサント】中地 義和(東京大学)
【主催】日仏会館フランス事務所
【共催】東京大学大学院人文社会系研究科・文学部
【後援】作品社
ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ氏は12月20日(日) 東京大学にて講演会を行います。詳しくはこちらの画像をご覧ください。