描かれた酒と米 フランス国立図書館蔵『酒飯論絵巻』をめぐって
[Atelier]
18:00 - 20:30 601号室 フランス語
『酒飯論絵巻』、フランス国立図書館蔵
【趣旨】
フランス国立図書館が所蔵する『酒飯論絵巻』は、酒または飯の利を説く、17または18世紀頃の模本とされる絵巻である。この絵巻には四段に渡って、宴会や調理などの風景が描かれ、食やお茶と飲酒の論争を記している。2009年からパリにおいて、美術史、文学、儀礼史、食文化史、日本中世史など領域を超えた研究者の共同研究の対象となり、今回、研究成果の報告会が開催されることとなった。
【司会】
クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所所長)
【発表者】
ヴェロニク・ベランジェ(フランス国立図書館)、
クレール=碧子・ブリッセ(パリ・ディドロ大学)
フランス国立図書館蔵『酒飯論絵巻』の共同研究プロジェクト:紹介、総括と見通し
小峯和明(立教大学)
『酒飯論絵巻』を読む ― イメージとテクストのはざま
伊藤信博(名古屋大学大学院国際言語文化研究科)
描かれる食の風景 ― イメージとその現実
ニコラ・ボーメール(名古屋大学教養教育院)
京都の酒から下り酒まで ― 室町時代から江戸時代における日本酒生産地域の移動
【主催】日仏会館フランス事務所、名古屋大学大学院国際言語文化研究科
【後援】フランス国立図書館、日仏図書館情報学会
【プログラム】