7月
17
2012

2011年に『Tout, tout de suite』でアンテラリエ賞を受賞したモルガン・スポルテス氏。このほど受賞と来日を記念し、欧明社本店にてサイン会を行います。

作品紹介: フランス郊外に暮らす黒人の若者を筆頭にしたある犯罪グループが、とある青年を誘拐の果てに殺人。ピザの配達人、軽犯罪者、すでに子を持つ親から高校生まで、あらゆる世代からなる実行者たちは、なぜその青年を狙ったのか? 理由は単に、「ユダヤ人で金持ちだと思った」から。そして実行者たちは、「今すぐ、すぐにだ!」という病的な妄想で結束していた……。著者は今から20年前、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『ひとりぼっちの狩人たち』の原作となる『L’appat』を発表。今回の『Tout, tout de suite』でも、06年に実際に起きた誘拐・殺人事件を題材に、現代のフランス社会の問題をみごとに浮き彫りにしています。

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。