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2020年04月28日(火) |
新型コロナウイルス感染拡大防止措置の間、利用できる電子リソースの紹介
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、図書館における来館サービスが休止されています。そこで、自宅からオンラインで利用できる電子リソースをご紹介いたします。 フランスの出版社、大学出版会、アーカイブスの中には、テレワーク、在宅研究、オンライン学習に利用できる電子リソースを全部あるいは一部、無料で提供している機関があります。 下記は、所属機関構成員の認証なしに利用できる人文・社会科学分野の電子リソースです。
〇フランス国立図書館では、常時数千点のEpub、ポッドキャストやビデオで視聴できる講演会、ヴァーチャル展覧会、画像、音楽を提供しています。また、現在、1631年から1950年まで発行された新聞、雑誌約700タイトルが閲覧できるRetroNewsを、1か月間、無料で利用できるサービスを提供しています。 https://www.bnf.fr/fr/des-millions-de-ressources-disponibles-gratuitement-en-ligne https://www.retronews.fr/
〇アメリカ合衆国のアメリカ議会図書館がUNESCOや世界中の図書館等の機関の支援を得て運営するワールド・デジタル・ライブラリーには、写真、地図、手稿などの画像約20,000点が公開されています。その中には日本関連400点、フランス関係750点が含まれています。 https://www.wdl.org/fr/
〇OpenEditionは、人文社会科学分野のポータルサイトです。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出制限措置を受け、多くの研究所や大学が無料でアクセスできる学術出版物や学術雑誌を増やしました。CNRS éditions, les presses du Collège de France, les Éditions de la Maison des sciences de l’hommeなどの出版社の電子書籍が公開されています。 https://leo.hypotheses.org/16941
〇Project MUSEは、1993年にThe Johns Hopkins University Pressと同大学のMilton S. Eisenhower Libraryとの共同プロジェクトとして発足した電子ジャーナルコレクションで、現在、200以上の大学出版会と学会出版社が人文社会科学系の電子ジャーナルを提供しています。外出制限措置の期間、80余りの大学出版会や学会出版社が学術書籍と雑誌のコレクションを自由にアクセスできるようにしました。FREEとつけられた資料は無料で閲覧できます。 https://about.muse.jhu.edu/resources/freeresourcescovid19/
〇La BinaはBULAC(大学間共同利用言語・文化図書館)が常時提供する電子図書館です。所蔵されている日本の写本も公開されています。 https://bina.bulac.fr/
〇Éruditは、カナダがイニシアティブをとって人文社会科学、芸術、法律、地理学などの学術雑誌、学術書20万点余りのフランコフォニーのリソースを提供しています。現在、限定的に数十誌が自由にアクセスできます。 https://www.erudit.org/fr/
〇カルフォルニア大学出版局は6月30日まですべての雑誌をオープンアクセスにしました。人文社会科学分野のさまざまなテーマの46誌を閲覧できます。 https://www.ucpress.edu/journals/
〇DOAJ (Directory of Open Access Journals)はオープンアクセスの学術論文数百万が登録されているデータベースです。社会科学分野には13,000余りの論文が登録されており、その中にはフランスやアジア関係の論文数百が収録されています。 https://doaj.org/
〇Berghahn Journalは、アメリカの人文社会科学分野の出版社Berghahn Booksの雑誌部門で、6月30日まで38誌を無料で公開しています。特に文化人類学、ジェンダー研究分野の雑誌を利用できます。 https://www.berghahnjournals.com/
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