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2020年01月23日(木) |
日仏会館図書室 読書会
9. バンド・デシネをフランス語で読む
好評をいただいている「バンド・デシネをフランス語で読む」の第9回を開催します。
バンド・デシネ(bande dessinée)とはフランス語圏のマンガのことで、略してBD(ベーデー/ベデ)とも呼ばれます。BDの邦訳は、ここ10年くらいでかなり増えましたが、それでも未邦訳のBDはまだまだ無数にありますし、その中にすばらしい作品もたくさんあります。新しい作品も毎年次々と生み出されています。古い作品も新しい作品も含めて、BDをフランス語の原書で読んでみませんか?
BDの翻訳者である原正人氏が進行役をつとめ、一緒に読む読書会です。フランス語がある程度読めることが必要ですが、BDをはじめて読む方も、学生の方もぜひご参加ください。
毎回、1作品を取り上げ、冒頭部分を読む予定です。第9回目は以下の作品を取り上げます。
L’Enfant et la rivière d'Henri Bosco, illustré par Xavier Coste ©2018, éditions Sarbacane
https://editions-sarbacane.com/bd/l-enfant-et-la-riviere
L’Enfant et la rivièreは、もともとアンリ・ボスコの小説。アンリ・ボスコ『少年と川・島の狐 : パスカレ少年の物語』(天沢退二郎訳、福音館土曜日文庫、1985年)など、何度か翻訳されています。ジョルジュ・ルモワーヌの挿絵がふんだんに入った『少年と川(ガリマール・コレクション)』(天沢退二郎訳、日本ブリタニカ、1980年)というヴァージョンもあるので、バンド・デシネ版と見比べてみるのも面白いかもしれません。
今回取り上げるバンド・デシネ版L’Enfant et la rivièreは、2018年に出版された作品。作画を担当しているグザヴィエ・コストは1989年生まれのまだ若い作家で、本作ではアンリ・ボスコが描く色鮮やかな美しい南仏の世界を見事にバンド・デシネで再現しています。
4月のある日、南仏地方の川辺に両親と一緒に住むパスカレ少年は、両親が留守の間に行ってはいけないと言われていた川を見に出かけ、その怖さと美しさにすっかり魅了されてしまう。数日後、パスカレは再びひとり川に出かける。岸につながれたボートに乗って夢想にふけっていると、いつの間にかボートのロープがほどけてしまっていた。こうしてパスカレの冒険が始まった。
今回も同日の昼と夜2回に分けて開催します。2回とも使用するテキストは同じですので、参加希望の方はどちらかの回にご参加ください。
開催日時①:2020年1月29日(水)15時~16時半 開催場所:日仏会館図書室 参考図書室(3F) 開催日時②:2019年1月29日(水)18時半~20時 開催場所:日仏会館図書室(3F) 定員:各15名 参加:無料 参加方法:参加希望時間、お名前、ご連絡先、ご所属を明記してメールでお申込みください。読書会で使用するテキストについては図書室でご用意いたします。詳細はお申込みの際お知らせいたします。尚、出版社より当読書会でテキストを使用する許諾を得ております。
連絡先:日仏会館図書室 〒150-0013 渋谷区恵比寿3-9-25 Tel : 03-5421-7643 Fax : 03-5421-7653 Mail : biblio@mfj.gr.jp
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