Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2024年10月のイベント

パリ・ノートルダム大聖堂:遺産科学を支えるデジタルデータと学際的知識からなるカテドラル


使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2024年10月11日(金) 18:00〜20:00
場所: 1階ホール
講演者: リヴィオ・デ・ルカ(フランス国立科学研究センター)

遺産研究は、研究対象の物質と複数の専門分野の研究の間の相互作用を、集合知を生み出すためのベクトルに変換する。計算論モデリングとデジタル化に対する私たちの革新的なアプローチは、パリ・ノートルダム大聖堂の再建現場の科学プロジェクトを活用し、多様な分野 (考古学、人類学、建築、歴史、化学、物理学、情報工学) の専門家を動員して、今日のデジタル時代の遺産研究の科学的実践のありかたを反映するデータのコーパスを開発している。私たちは、対象物の単純なデジタル化を超えて、その物質に関する詳細な知識を取り込み、対象物の特性とそれに関連する知識がどのように相互に影響を与えるかを研究のプリズムを通じて調査したいと考えている。

科学的には、私たちの狙いは、幅広い科学リソースを統合、構造化、解釈するための多次元にわたるデータの相関アプローチを導入することである。空間、形式、時間、知識という 4 つの基本軸に焦点を絞り、これらの軸は、幾何学的視覚的表現、形状の解釈と分類、時間的追跡、およびテーマと専門分野の交差する地点の研究を通じて観察される。

方法論的には、さまざまな主体が彼らの研究対象に関連したデジタルデータをどのように生成、使用、相互接続するかを明確にし、学際的な科学的アプローチを文書化して解読することを目指す。そこには、新たな知識の中身、その分野の特異性、および分析対象の属性とのつながりを明らかにするという課題がある。

技術的には、革新的なデジタルエコシステムの構築に取り組む。この社会技術システムは、リソースの取得、分類、注釈付けのための一連の協働ツールを統合し、データと複数の科学的観点の統合とダイナミックな相互関係を容易にする相関エンジンの設計に優位に働く。

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リヴィオ・デ・ルカは、建築家、工学博士、コンピューターサイエンスの HDR(ハイレベルな科学の知識を有し、若手研究者を監督できる研究者に与えられる認定)。フランス国立科学研究センター(CNRS)の1級研究ディレクター。2012年から2023年まで建築と遺産のモデルとシミレーション研究室を指揮。2016 年から 2021 年まで国家科学研究委員会 (セクション 39) のメンバーに任命され、2013 年にマルセイユ、2015 年にグラナダで開催されたユネスコ/IEEE/EG デジタル遺産国際会議の共同議長を務める。その活動の幅は、フランス国内のみならず、国際的にも広がり、デジタル化された遺産の測量、幾何学モデリング、セマンティックエンリッチメント、および多次元情報システムの設計と開発に焦点を当てている。科学誌の編集長、副編集長も兼ねる。その研究活動の功績として、2007 年にアール・ゼ・メティエ財団からピエール・ベズィエ賞、2016 年に建築アカデミーから研究技術メダル、2019 年に CNRS イノベーション・メダル、そして 2021 年にイタリアの「タルガ・ドーロ」(イタリアデザイン連合)を受賞。2019 年からは、CNRSと文化省のノートルダム大聖堂修復科学プロジェクトのデジタルデータワーキンググループのコーディネーターを務める。

【司会】デルフィーヌ・ヴォムシャイド(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

HIROSHIMA1958―軌跡


日時: 2024年10月11日(金) 13:00〜18:00
場所: 日仏会館ギャラリー

1958年、若き映画監督アラン・レネは、初の長編映画『ヒロシマ・モナムール』を撮影するために来日しました。脚本と台詞はマルグリット・デュラスが担当し、デュラスは初めて映画の世界に足を踏み入れることになりました。作品はカンヌ国際映画祭で上映されて大成功を収め、現在では映画史上の重要作品のひとつとなっています。
 
アラン・レネは、演劇界出身のエマニュエル・リヴァと岡田英次を主演に抜擢しました。
少女の頃をヴォージュ地方で過ごしたエマニュエル・リヴァは歩くのが好きで、撮影の合間の自由な時間に広島の街を歩きまわり、カメラ<リコーフレックス>を手に都市の風景―太田川とボート、たち並ぶ木造家屋、微笑む子供たち、傷を抱えながらも大きな変貌の渦中にあるこの街から発せられる、生命=生活を撮影したのです。これらの写真は過ぎ去った時代の記録として、掘立て小屋と真新しいビルが共存する復興途上の都市を見せてくれます。その50年後にあたる2008年、エマニュエル・リヴァは写真展とともに広島を再訪し、地元の人々に温かく迎えられました。
 
映画『ヒロシマ・モナムール』のメイキング本を準備していたマリー・クリスティーヌ・ド・ナヴァセルが、リヴァのパリのアパルトマンでこれらの写真を見つけました。その後岡部昌生と港千尋をとおして広島の人びとに伝えられ、広島で展示されることになりました。広島では市民が幼い頃の顔を思い出し、また青春時代の街並みを再発見する機会ともなり、大きな話題となりました。写真はフランスと日本で、港千尋とマリー=クリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセルが共同編集した2冊の本にまとめられています。 『Tu n'as rien vu à Hiroshima』ガリマール社刊 (フランス語)、『Hiroshima 1958』インスクリプト刊 (日本語)
 
日仏会館で開催される展覧会では、同時にアラン・レネやスタッフが撮影した記録の展示、さらに女優エマニュエル・リヴァの死の直前に撮影されたドキュメンタリー『エマニュエル・リヴァ c'est ton nom』も、会期中にギャラリーで上映されます。また2007年のヴェネチア・ビエンナーレ日本館で展示された、岡部昌生による広島のフロッタージュ作品も出品されます。会期中には岡部昌生のワークショップも開催される予定です。東京日仏学院では連動企画として映画『ヒロシマ・モナムール』が上映されます。(イベント詳細:https://culture.institutfrancais.jp/event/cinema20241013)

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「HIROSHIMA1958―軌跡」展
会期:2024年10月11日(金)~28日(月) 13時〜18時
会場:日仏会館ギャラリー  入場無料

主催:日仏会館・フランス国立日本研究所
共催:HIROSHIMA1958協会、港千尋(多摩美術大学)、マリー=クリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセル(チーフキュレーター)
助成:クレディ・アグリコル・CIBジャパン、JSPS科研費 23K21902
協力:東京日仏学院 多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所、(公財)日仏会館

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

仏教と神経科学:対話はどこへ行ったか


使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2024年10月18日(金) 18:00〜20:00
場所: 1階ホール
講演者: ベルナール・フォール(コロンビア大学名誉教授)

近年フランス語に翻訳されたドナルド・ロペス・ジュニアの著作『仏教と科学』« Le bouddhisme et la science »に示されているように、仏教と科学の両立性の問題は、19 世紀末に既に提起されていた。それ以来、仏教と科学の間のいわゆる「対話」の話者は何度も変化してきたが、双方の述べる主張は本質的に同じままである。仏教側では、1980 年代から、チベット仏教が禅に代わって主要な対話者となった。しかし、科学と「両立」するためには、仏教のさまざまな流派が、伝統的な教義の大部分をその議論から排除しなければならなかった。

科学側では、議論の拠り所としての神経科学の出現が重要な変化をもたらした。神経科学が、生物化学の延長にあるものとはいえ、神経科学がとりわけ脳に関連しているという事実により、それまで仏教の専門領域とされていた「精神」に対して、考察する権利が与えられたのである。

モダニズムの考えでは、仏教は自然と一体化し、「幸福の精神性」という形で新資本主義社会の物理主義的で快楽主義的な言説に統合されつつある。したがって、AI の飛躍的発展とともに到来する「すばらしい新世界」において、仏教 はどのような位置を占めることができるか考えることが重要である。この世界については、オルダス・ハクスリーがほぼ 1 世紀前にすでに予見していた。アミタヴ・ゴーシュがまさに「大混乱の時代」と表現した人新世の時代に、仏教徒が直面する差し迫った問題のいくつかを特定しようと試みる。

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ベルナール・フォールは、歴史的および人類学的な観点から仏教とその他のアジアの宗教を専門に研究している。1988年から2006年までスタンフォード大学で中国の仏教史を教えた後、2023年までコロンビア大学で日本の宗教を教える。フランス語および英語での著書多数。「即時性のレトリック: チャン/禅仏教の文化批判 (The Rhetoric of Immediacy: A Cultural Critique of Chan/Zen Buddhism)」(プリンストン大学出版局、1991年)。「チャンの洞察と観察: チャンの伝統の認識論的批判 (Chan Insights and Oversights: An Epistemological Critique of the Chan Tradition)(1993年)。 「否認する力:仏教、純粋、ジェンダー(The Power of Denial: Buddhism, Purity and Gender)」(2003年)。「仏教、哲学、宗教(Bouddhismes, philosophies et religions)」(フラマリオン社、2000年)。「仏教と暴力(Bouddhisme et violence)」 (Le Cavalier Bleu、2008年)。「仏教のセクシャリティ: 欲望と現実の間(Sexualités bouddhiques: Entre désirs et réalités)」 (フラマリオン社、2011年)。「禅の想像力: 日本の僧侶の精神世界(L'imaginaire du Zen: L'univers mental d'un moine japonais)」 (Les Belles Lettres社、2011年)。「Gods of Medieval Japan、vols I-III」(ハワイ大学出版局、2015-2021)、「ブッダの千と一の生涯 (Les mille et une vies du Bouddha)」(スイユ社、2018年)。


【講師】ベルナール・フォール(コロンビア大学名誉教授)
【司会】 アントナン・ベシュレール(日仏会館・フランス国立日本研究所) 
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本におけるランボー、その幸運と不運


使用言語:日本語 (同時通訳付き)
日時: 2024年10月22日(火) 18:00〜20:00
場所: 1階ホール
講演者: 中地義和((公財)日仏会館副理事長・東京大学名誉教授)

前世紀初頭以後わが国に紹介されたフランス近代詩人のなかで、ランボーのケースが特殊なのは、最初の本格的な邦訳を担ったのが、いわゆるフランス文学者ではなく、のちに近代文芸批評の創始者と目される小林秀雄(散文作品訳)であり、20世紀前半の最も重要な抒情詩人の一人中原中也(韻文詩訳)であった点である。翻訳臭が稀薄で、彼ら自身の創作と見まがうばかりに訳者の言語に同化されたランボー作品は、訳者たちの名声の高まりと相まって日本語の風土に早々に根づいた。彼らを訳者に得たことがランボーにとって僥倖であったのはまちがいない。1930年代に刊行された二人の訳は、今日ではともに岩波文庫に収められ、戦後次々に刊行された新訳を凌駕して、今なお多くの若い読者がまず手に取るランボー訳であり続けている。その根強い人気が何よりもまず、ランボーを完全に自分の声に取り込んだトーンの創出に由来することは間違いない。

その反面、刊行後90年を経た今日の地平から見れば、ランボー理解の次元でも語学的精度の面でも、これらの翻訳は深刻な欠陥を含んでいる。もはやランボー訳というよりも、ランボーに基づく小林秀雄、中原中也の作品ととらえるべきものだ。日本におけるランボーの不運とは、独特の文体的魅力を宿しながらも、原文のメッセージから逸れたりそれを歪曲したりする名だたる作家による翻訳への若い読者の愛着ないし固着が長く続き、作者の意図(それ自体が推し量りがたい書法をランボーはしばしば採るのだが)に肉薄する読みが実現しにくかった点にある。

ランボー紹介のパイオニアとしての小林、中原の貢献は正当に評価しなければならない。しかし新しい読者に「これがランボーだ」と錯覚させる無責任に終止符を打つべき時がとうに到来している。本講演では、小林・中原以後の翻訳者の仕事も視野に入れ、先人の業績を歴史的に相対化したうえで、今後のランボー受容のあるべき形を、翻訳者、読者、エディターという三つの視点から探ってみたい。

 

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【講師】中地義和(なかじ・よしかず)、(公財)日仏会館副理事長、東京大学名誉教授。ランボー、ボードレールを中心に19世紀フランス詩が専門。ランボーについては以下の出版物がある。Combat spirituel ou immense dérision ? Essai d’analyse textuel d’Une saison en enfer (José Corti, 1987)、『ランボー 精霊と道化のあいだ』(青土社、1996年)、『ランボー 自画像の詩学』(岩波書店、2005年)、『ランボー全集』(青土社、2006年、『イリュミナシオン』全篇の訳、註、解説を担当)、『対訳ランボー詩集』(岩波文庫、2020)、Les Saisons de Rimbaud (Hermann, 2021, en collaboration)。

【ディスカッサント】浜永和希(はまなが・かずき)、東京大学助教。2023年、ソルボンヌ大学に提出した博士論文« Morale et fantaisie dans l’œuvre en vers de Rimbaud »(「ランボーの韻文作品におけるモラルとファンタジー」)により同大学博士号を取得。ランボー論として他に、« Mère et fils dans Mémoire de Rimbaud »(「ランボー「記憶」における母と息子」、2024年)、« D’Olympio au “voleur de feu”. L’héritage littéraire du romantisme dans la lettre du 15 mai 1871 »(「オランピオから「火を盗む者」へ 1871年5月15日付書簡におけるロマン主義の文学的遺産」、2024年)などがある。


【司会】トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【協力】(公財)日仏会館

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

不確実な状況の中で伝える、備える ~日仏会館での研究滞在を振り返って~


使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2024年10月25日(金) 18:00〜20:00
場所: 601会議室
講演者: ソフィー・ウダール(日仏会館・フランス国立日本研究所)

「教訓」という概念に関するプロジェクトのために私は来日し、カタストロフから何を学び、何を伝えるかを理解しようと努めてきた。2011年以降続けてきた東日本大震災に関する研究を出発点とし、この1年で観測の範囲を大幅に広げた。現在国内で最もエネルギーインフラが集中している北日本の六ヶ所村、放射性廃棄物再処理工場の稼働に反対する団体による裁判が30年以上前から行われている青森市、高濃度の放射性廃棄物の最終貯蔵場所として検討されている北海道のエリアなど、まだ自然災害が起こっていないにもかかわらず、その可能性、予測、準備によって構成されている地域が多くある。何が起こったのか、そこから何を学ぶのか、そして何に対して準備するのか、これらのギャップに取り組むために、私は視点を根本的に変えることにした。それはまた、2011年の壊滅的な出来事を忘れないようにと2014年につくられた長いハイキングコース「みちのく潮風トレイル」を自分の足で歩いたことにも関わる。津波の被害を受けた太平洋岸の数千キロの道のりを踏みしめ、津波を経験した人々に起きたことの記憶を永遠に刻み、二度と起こらないようにすることである。

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ソフィー・ウダールは、フランス国立科学研究センター(CNRS)人類学者、フランス国立日本研究所研究員。科学技術に関心を持ち、日本における近代の建築方法や地方の近代化の実践、創造と革新をテーマに調査を行っている。「La cour des miracles. Ethnologie d'un laboratoire japonais  奇跡の法廷 ―ある日本の研究室の民族学」(2008年)、「Kuma Kengo. Une monographie décalée 隈研吾 ズレたモノグラフ」(2009年)、「L'universel à vue d'œil  一眼でわかる宇宙」(2007年)。2012 年、彼女は福島原発事故後の生活に関する新しい研究を開始し、この問題に関して、数人の社会科学研究者、アーティスト、映像作家を集めたハイブリッド集団 「Call It Anything」 の創設に貢献し、トラブル、被害地域、放射能、既存のものの再構成などのテーマで実験的に活動する (http://www.f93.fr/fr/project/11/call-it-anything.html)。 現在、彼女はフランスはコタンタンのラ・アーグと青森県六ヶ所村に研究範囲を広げ、被曝地域についての考察を続けており、この2箇所が類似物として捉えられるという仮説を立てている。


【司会】トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

séminaire doctoral

Ethnographie des vendeurs de rue du département de Hyōgo : entre méthodologie prévue et réalité du terrain


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2024年10月29日(火) 18:00〜20:00
場所: salle 601 & en ligne
講演者: Lucie MIZZI (univ. Paul-Valéry Montpellier 3 - UMR SENS)

Après inscription, les participants en distanciel recevront un lien Zoom le jour de la séance.

La corporation des marchands ambulants tekiya joue depuis son émergence au XVIIe siècle un rôle important dans la structuration du commerce rural et urbain japonais. En particulier lors des 100 000 à 300 000 fêtes démonifuges et propitiatoires matsuri organisées chaque année dans l'archipel. Ce rôle apparaît d'autant plus paradoxal que les tekiya incarnent dans le système japonais de représentations la figure par excellence de la marginalité, de la déviance, du désordre et de la souillure. À ce titre, ils sont assimilés à la pègre yakuza, dont ils sont également les ancêtres, dans la plupart des travaux scientifiques.
À travers l'étude des échanges marchands, des formes d'organisation et de sociabilité de cette corporation, mon étude a pour but de résorber ce paradoxe et de questionner la marginalité sociale de ces vendeurs de rue en analysant les modalités d'interaction des tekiya avec les différentes catégories d'agents qui composent l'espace socio-économique et politique contemporain dans lequel ils évoluent. D'abord en précisant la fonction économique qui leur était traditionnellement reconnue en matière d'organisation de l'espace commercial des fêtes matsuri. Ensuite, en mesurant les conséquences d'un certain nombre de changements récents (processus de sédentarisation, concurrence croissante de nouveaux acteurs du commerce ambulant, loi « antigang », restrictions de déplacement liées à la Covid-19) sur leurs activités, leur organisation interne, leurs stratégies relationnelles, leur présentation de soi et leur image.
Dans le cadre de cette communication, je présenterai les enjeux de ce travail, ainsi que la posture méthodologique adoptée afin d'exposer le déroulé de la première phase de terrain à l'issue de la fin de cette première année de thèse.

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Après avoir exercé durant dix ans en tant que réalisatrice de documentaires, Lucie MIZZI a obtenu son Master en anthropologie mention Cultures, identités, mondialisation à l'université Paul-Valéry Montpellier 3 en 2023. Son mémoire portait sur les vendeurs de rue japonais tekiya, leurs sociabilités et échanges marchands dans le département de Hyōgo et la préfecture d'Ōsaka ; travail qu'elle poursuit aujourd'hui par la préparation d'une thèse intitulée Commerce ambulant, une marginalité sociale en question au Japon. Passé, présent et devenir de la corporation des vendeurs de rue tekiya, sous la direction de Sophie Houdart et Bernard Formoso à l'université Paul-Valéry Montpellier 3 : https://terrainjapon.hypotheses.org/lucie-mizzi.

Modérateur : Étienne MARQ (CRCAO)
Organisation : IFRJ-MFJ

Renseignements : doctorantsmfj@gmail.com ou contact@mfj.gr.jp

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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