Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2019年12月のイベント

博士課程の学生のためのセミナー


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2019年12月10日(火) 18:00〜20:00
場所: 601会議室
Institut français de recherche sur le Japon à la Maison franco-japonaise
UMIFRE 19, MEAE-CNRS
Séminaire doctoral


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La prochaine séance du séminaire doctoral aura lieu le mardi 10 décembre 2019 de 18 h à 20 h en salle 601 de la Maison franco-japonaise.

Nous aurons le plaisir d'écouter les interventions de :

Camille Cosson, doctorante sous la direction du professeur Nishida Masatsugu, dans le département de Design et Architecture de la Kyoto Institute of Technology.

« Du logement d’urgence à la reconstruction, quelles postures les architectes japonais adoptent-ils depuis 2011 ? »

Le 11 mars 2011 un séisme de magnitude 9 sur l’échelle de Richter secoue l’archipel nippon. Ce « Grand Séisme de l’Est du Japon » (Higashi Nihon daishinsai 東日本大震災), qualifié de triple catastrophe (tremblement de terre, tsunami, et incident nucléaire), possède un caractère inédit qui a marqué les esprits au Japon comme ailleurs. Les répercussions se retrouvent dans toutes les couches de la société, aussi bien économique, politique, sociale, que dans le milieu architectural. Les évènements de 2011 ont réveillé chez les architectes une conscience morale et une volonté de renouer des liens avec la société. Nombreux sont ceux qui se mobilisent et se rendent sur les lieux pour mettre en place des projets en collaboration avec les habitants. A l’heure d’aujourd’hui, qu’est-il advenu de ces projets et de cet élan de coopération habitants/architectes ? La pratique des architectes nippons a-t-elle évolué à la suite du désastre ?
   À travers l’analyse de divers projets pensés pour améliorer le logement des réfugiés, cette recherche s’interroge sur les postures et engagements pris par certains architectes depuis les évènements de 2011. Les actions se sont intégrées dans trois temporalités, d’abord l’urgence au lendemain de la catastrophe, puis l’installation de logements temporaires sur une durée plus longue, et enfin le travail de reconstruction s’étalant sur plusieurs années. Ce travail a pour but de comprendre les problématiques et caractéristiques de chacune de ces temporalités, de clarifier le rôle qu’y ont joué les architectes et de s’interroger sur les répercussions à l’heure d’aujourd’hui.


Et de :

Stefan Heeb, doctorant à l’université de Genève.

« Logiques de libéralisation sous le capitalisme coordonné contemporain. Changement institutionnel socio-économique au Japon depuis le tournant néolibéral »

Je présenterai mon étude — extraite de ma thèse doctorale en phase de finalisation — de la trajectoire de libéralisation du Japon. M’appuyant sur un nouveau cadre théorique introduisant la propriété « libéralité » comme mode de coordination d’institutions socio-économiques aux dépens de l’habituel « marché » imprégné de suppositions intenables, j’argumente qu’il existe diverses « logiques de libéralisation » entre le système productif et le système de sécurité de vie (seikatsu hoshô seido).
   À partir d’’une nouvelle base de données regroupant mesures de politiques publiques à travers le champ socio-économique, je montre d’abord en termes comparatifs que le cas du Japon se distingue par la différence marquée entre la directionnalité libéralisation dans le système productif et délibéralisation au sein du système de sécurité de vie.
   Une analyse à partir du cadre théorique « logiques de libéralisation » permet d’argumenter que cette particularité s’explique non seulement par la configuration du système de sécurité de vie du Japon, son évolution démographique, la situation géopolitique et la politique interne, mais de façon cruciale par la particulière constitution normative relationnelle habitant le système sociétal.


En espérant vous retrouver nombreux au séminaire.

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本における貧困問題の認識とその変遷

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2019年12月16日(月) 18:30〜20:30
場所: 601号室
講演者: メラニー・ウルス(トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学)

日本では貧困問題は長きにわたりタブーとされ、不可視化されてきたが、2000年代後半から社会問題としてメディアに取り上げられるようになった。数十年前から日常においてはほとんど耳にすることがなくなっていた「貧困」というワードが、2009年には日本中を席巻した。今日、貧困の存在は否定のしようもない現実である一方、社会的に問題として認識されているのは、ある一部の種類の貧困のみである。この講演では、戦後から今日までの貧困問題をめぐる認識の変遷を検証し、貧困が今日ふたたび社会問題として可視化され、容認されるようになった要因を探る。

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プロフィール:
メラニー・ウルスは現在トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学准教授で、日本の貧困問題を専門とする社会学者。貧困の表象、貧困状態にある人々の権利へのアクセス、体験などを主な研究テーマとし、最近は、貧困問題の認識、とくに近年の社会的関心の高まりを分析をする一方、「子ども食堂」の広がりについても研究している。また、今年フランスで翻訳が出版された湯浅誠による著書『反貧困「すべり台社会」からの脱出』(『Contre pauvreté』2019年、Picquier社)のフランス語版の学術監修を務めた。

【司会】ソフィー・ビュニク(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本、日仏会館・フランス国立日本研究所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

第36回渋沢・クローデル賞受賞記念講演

共同性と同一性の狭間で揺れ動く「我々」:九鬼周造と1920〜1930年代

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2019年12月18日(水) 18:30〜20:30
場所: 1階ホール
講演者: シモン・エベルソルト (フランス国立極東学院)

Kuki seul.png1923年頃 ドイツ滞在中の九鬼周造
(京都一燈園 影社所蔵)

個人と普遍の直接的結合を説く大正期の普遍主義的個人主義に対して、九鬼周造は「具体」を把握しようとした。九鬼の作品においては、諸々の「具体」概念を特定できるが、それらは総合的に「我々」と呼ぶことができ、共同性と同一性の狭間で揺れ動いてる。本発表では、九鬼の著作を単に内在的に解釈するだけでなく、それを歴史的背景に関連づけ、「我々」とは何か、そもそも「我々」とは誰か、という問題を考えながら、1920〜30年代の日本思想史をも検討したいと思う。

S. Ebersolt.png

プロフィール

フランス国立極東学院 博士研究員、日本哲学研究チーム(IFRAE)共同責任者。専門は日本の哲学と思想史。2017年発表の博士論文「偶然と共同―日本の哲学者、九鬼周造」によりPSL研究大学による博士論文賞特別賞(人文)、パリ大学連盟(Chancellerie des Universités de Paris)主催によるリシュリュー賞、フランス日本研究学会主催による岡松慶久賞、渋沢・クローデル賞を受賞。同論文の刊行はVrin社より予定されている。

詳細はこちらのサイトから :
http://www.inalco.fr/enseignant-chercheur/simon-ebersolt

【司会】ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】(公財)日仏会館、日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】(公財)渋沢栄一記念財団、読売新聞社

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日仏会館図書室 読書会
8. バンド・デシネをフランス語で読む


使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2019年12月19日(木)
場所: 日仏会館図書室

バンド・デシネをフランス語の原書で読む読書会を当図書室で開きます。

バンド・デシネ(bande dessinée)とはフランス語圏のマンガのことで、略してBD(ベーデー/ベデ)とも呼ばれます。BDの邦訳は、ここ10年くらいでかなり増えましたが、それでも未邦訳のBDはまだまだ無数にありますし、その中にすばらしい作品もたくさんあります。新しい作品も毎年次々と生み出されています。古い作品も新しい作品も含めて、BDをフランス語の原書で読んでみませんか?

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BDの翻訳者である原正人氏が進行役をつとめ、一緒に読む読書会です。フランス語がある程度読めることが必要ですが、BDをはじめて読む方も、学生の方もぜひご参加ください。

毎回、1作品を取り上げ、冒頭部分を読む予定です。第8回目は以下の作品を取り上げます。

Frederik Peeters, Lupus, T1, Atrabile, 2003.
http://atrabile.org/livres/lupus

作者のフレデリック・ペータースはスイスのバンド・デシネ作家。『青い薬』(原正人訳、青土社、2013年)と『KOMA―魂睡』(ピエール・ワゼム作、鈴木賢三訳、パイインターナショナル、2014年)が邦訳されています。

今回取り上げるLupusは、2003年に第1巻が出版され、2006年に全4巻で完結した作品。主人公のリュピュスは学業を終えたところ。今後の予定がはっきりしているわけでもなく、現在は宇宙を旅行中。軍隊を退役したばかりの幼馴染のトニーと一緒にさまざまな惑星をめぐっては、行く先々で釣りを楽しんでいる。ふたりの次の目的地は惑星ノラド。入国審査を済ませ、雨宿りをするために入ったバーでサナという女性と出会う。それは彼らの運命をすっかり変えてしまう出会いだった……。

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※2011年に出版された4巻を全1巻にまとめた合本版の表紙です。

今回も同日の昼と夜2回に分けて開催します。2回とも使用するテキストは同じですので、参加希望の方はどちらかの回にご参加ください。
開催日時①:2019年12月19日(木)15時~16時半
開催場所:日仏会館図書室 参考図書室(3F)
開催日時②:2019年12月19日(木)18時半~20時
開催場所:日仏会館図書室(3F)
定員:各15名
参加:無料
参加方法:参加希望時間、お名前、ご連絡先、ご所属を明記してメールでお申込みください。読書会で使用するテキストについては図書室でご用意いたします。詳細はお申込みの際お知らせいたします。尚、出版社より当読書会でテキストを使用する許諾を得ております。

連絡先:日仏会館図書室
〒150-0013 渋谷区恵比寿3-9-25
Tel : 03-5421-7643 Fax : 03-5421-7653
Mail : biblio@mfj.gr.jp

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

「日仏の翻訳者を囲んで」第16回


使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2019年12月26日(木) 18:30〜20:00
場所: 日仏会館図書室
三澤慶展氏を囲んで
聞き手:野澤 丈二 氏(帝京大学、日仏会館・フランス国立日本研究所 協力研究員)

日仏会館図書室では、フランス語と日本語の翻訳に携わる方々をお迎えし、翻訳についてお話しを伺う会を開いています。
第16回となる今回は、パリ通訳翻訳高等学院(ESIT)をご卒業後、実務翻訳家としてご活躍されています三澤慶展氏をお迎えいたします。

【プロフィール】
英仏日の実務翻訳家。上智大学文学部英文科卒業後、パリ通訳翻訳高等学院(ESIT)で翻訳科修士号を取得。2016年よりフリーランス翻訳者として活動。法律、経済、ラグジュアリーを中心とした実務翻訳を手掛け、独立行政法人や国際機関の翻訳も行っている。






日時 2019年12月26日(水)18:30~20:00
場所 日仏会館図書室
使用言語:日本語
定員 20名
お申込み方法:下記のメールアドレスに、お名前、ご所属、ご連絡先を明記して、件名を「日仏の翻訳者を囲んで」としてお申込みください。図書室業務は18時で終了いたしますが、開催時間まで図書室をご利用いただけます。

連絡先:日仏会館図書室
〒150-0013 渋谷区恵比寿3-9-25 日仏会館3F
Tel : 03-5421-7643
Fax : 03-5421-7653
Mail : biblio@mfj.gr.jp

開室時間:火~土 13h~18h

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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