日時: | 2017年09月15日(金) 12:30〜14:00 |
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場所: | 601号室 |
講演者: | ダニエル・クレーマース(ドイツ日本研究所) |
Abstract: In 2014 Prime Minister Shinzo Abe's Japan Centre for Economic Revitalization (Nippon Keizai Saisei Honbu) announced a plan to "use foreign human material", i.a. by "expanding the types of occupations, extending the period of technical internships, and expanding the framework of acceptance [...] within the Technical Internship Program for foreigners [...] in order to deepen its purpose of aiming [sic] at international contribution" (Kantei 2014). In practice, this means that the Japanese government seeks to address growing labour shortages in several economic sectors by increasing temporary labour migration in scope and quantity. But why is the government feeling compelled to speak of "internships" instead of work, of "acceptance" instead of immigration, and of "international contribution" instead of a domestic demand for cheap and flexible labour? Typically, this discrepancy is explained with social fears and ethnic resentments held by a majority of Japanese policy makers and voters, who do not wish to see any kind permanent immigration of foreign labourers. By framing migration as a temporary and friendly and economically disinterested gesture it may seem more acceptable. However, as I will argue in this presentation, this explanation is not sufficient. To understand this recent policy change and its outcomes, besides the government's avid support for an ethno-nationalist self-image of Japan, underlying power structures and the influence of vested interest need to be taken into account. Profile: Daniel Kremers is a senior research fellow at the German Institute for Japanese Studies, Tokyo. He received his PhD in Japanese Studies from Martin-Luther-University Halle-Wittenberg in Germany. In his current research he focuses on democratic structures and practices in local communities and their effects on energy policies. Besides that Daniel researches and publishes on Japan's labor migration policies and the global reception of European political philosophy. 【司会】レミ・スコシマロ(日仏会館・日本研究センター) 【主催】日仏会館フランス事務所 【共催】在日フランス商工会議所 |
* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
日時: | 2017年09月18日(月) 13:30〜18:00 |
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場所: | 1階ホール |
講演者: | イヴ・デロワ (ボルドー政治学院)、中島道男(奈良女子大学)、荻野昌弘(関西学院大学)、岡崎宏樹(神戸学院大学) |
現代の社会の境界は不確定で不透明であり、たえざる再構成のプロセスにある。対象である社会の境界が不確定化するならば、社会のまとまりを前提とした社会学の語りも通用し難くなる。デュルケーム没後100年という節目に行う本シンポジウムは、EU諸国が直面する難民問題など、社会の境界で生起する諸現象に注目するとともに、境界的現象を把握するための理論と方法を多角的に考察する、きわめてアクチュアルな試みである。 画像をクリックし詳細をご覧ください プログラム (第一部) 司会:白鳥義彦(神戸大学) 13:30 - 13:40 趣旨説明:中島道男(奈良女子大学)・講演者紹介:白鳥義彦(神戸大学) 13:30 - 14:40 講演:イヴ・デロワ(ボルドー政治学院、エミール・デュルケーム研究センター) 14 :40 - 15 :00 コメント:小川伸彦(奈良女子大学)、古市太郎(文京学院大学) 15 :00 - 15 :30 イヴ・デロワからのリプライとフロアからの質疑 休憩10分 (第二部) 司会:北垣徹(西南学院大学) 15:40 - 16:40 報告:岡崎宏樹(神戸学院大学)、荻野昌弘(関西学院大学) 16:40 - 17:00 コメント:イヴ・デロワ 17:00 - 18:00 全体討論 【ディスカッサント】古市太郎(文京学院大学)、小川伸彦(奈良女子大学) 【司会】北垣徹(西南学院大学)、白鳥義彦 (神戸大学) 【主催】科研費研究グループ「社会学のディシプリン再生はいかにして可能か―デュルケーム社会学を事例として―」基盤研究(B)15H03409、日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会 【共催】(公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所 【お問い合わせ】日仏社会学会 http://www.nichifutsu-socio.com Mail : nichifutsusocio[at]gmail.com |
* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
日時: | 2017年09月22日(金) 18:30〜20:30 |
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場所: | 1階ホール |
講演者: | ミレイユ・デルマス=マルティ (コレージュ・ド・フランス 名誉教授、フランス学士院会員)、 大沼保昭 (東京大学名誉教授) |
* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
日時: | 2017年09月26日(火) 18:00〜20:00 |
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場所: | 601号室 |
* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
日時: | 2017年09月30日(土) 18:30〜20:30 |
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場所: | 1階ホール |
講演者: | ジゼル・サピロ(フランス国立社会科学高等研究院) 【ディスカッサント】 石田英敬(東京大学) |
※著作権により通訳音声の配信はできません。申し訳ございませんがご了承ください。 ピエール・ブルデューが指摘したように、思想の国際的流通は、一連の社会的要因と仲介者の力に左右される。人文社会科学書の翻訳は、そこでどのようなメカニズムが働いているかを観察する格好の場となっている。いかなる要因が有利に作用し、あるいは障害となるのか。一冊の本が翻訳される機会を得るまでには、諸言語と諸文化の間の力関係、作者の象徴資本と属性(ジャンル、学術的地位、社会関係資本)、作品の特性(内容、文体、長さ)、出版社の象徴資本、ネットワークと資金などの要因が作用する。このモデルは、フランスがアメリカに優位性を奪われたグローバル化の時代における、フランス語と他言語の間の翻訳の流れの量的および質的分析に基づいている。この問題を考えるにあたっては、特にブルデュー、デリダ、ドゥルーズ、シクスー、ピケティを例として取り上げる。 【司会】坂井セシル(日仏会館・日本研究センター) |
* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
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