2016年5月のイベント
[ 討論会 ]
使用言語:
フランス語 (同時通訳付き)
日時: |
2016年05月12日(木) 18:30〜20:30 |
場所: |
1階ホール |
講演者: |
新山陽子(京都大学,日本リスク研究学会会長)、ジャン=ピエール・プーラン (トゥールーズ大学、マレージア・テーラー大学) |
2011年の放射能汚染災害は,政府,専門家,市民運動家が,様々に異なった意見を戦わせることにより,食料の危機を共同管理するという状況を生み出した.国民を守ること,生産者を援助すること,ダメージを受けた経済を再活性化することは互いに矛盾する問題でもあった.過去の食料危機の経験から明らかであるのは,報道の仕方によって人々の恐怖心は増強され,リスク認知に影響を与えるということである.リスク分析を支える社会科学に依拠すると,危機の諸段階とその問題点をモデル化することができる.危機問題の専門家と食料問題の専門家による本討論においては,日本国民が被った2011年の危機の実際を明確に示すと共に,一般市民向けのコミュニケーションのありかたに関しても考察する.
【登壇者】新山陽子(京都大学,日本リスク研究学会会長)、ジャン=ピエール・プーラン (トゥールーズ大学、マレージア・テーラー大学) 【司会】ニコラ・ボーメール (名古屋大学) 【主催】日仏会館フランス事務所 【協力】日本リスク研究学会、ISTHIA、 トゥールーズ大学、 フランス・マレーシア国際研究所
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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
日時: |
2016年05月14日(土) 13:00〜18:00 |
場所: |
501会議室 |
講演者: |
ロベール・デシモン(フランス社会科学高等研究院)、エリ・アダッド(フランス社会科学高等研究院)、 林田伸一(成城大学)ほか |
本研究会では、社会科学高等研究院から近世フランス史の専門家であるロベール・デシモン氏とエリ・アダッド氏をお招きし、2006年以来日仏の歴史家のあいだで積み重ねられてきた比較史の成果に基づき、都市史を広域的な政治社会史に展開することを目的としています。
プログラム 「都市の役人・都市と役人」 報告 : ロベール・デシモン(EHESS)「近世パリ社会と都市役人」 コメント : 林田伸一(成城大学)、坂下史(東京女子大学)、吉田伸之(飯田市歴史研究所)
【司会】佐々木真(駒沢大学)、高澤紀恵(国際基督教大学) 【主催】日仏歴史学会、都市史学会 【共催】(公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所 【申し込み】atelierfrancojaponais[at]gmail.com (定員60名)
ラウンドテーブルのみ逐次通訳あり
このイベントは5月14日、15日の二日間にわたって開催されます。
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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
日時: |
2016年05月15日(日) 13:00〜18:00 |
場所: |
501会議室 |
講演者: |
ロベール・デシモン(フランス社会科学高等研究院)、エリ・アダッド(フランス社会科学高等研究院)、 林田伸一(成城大学)ほか |
本研究会では、社会科学高等研究院から近世フランス史の専門家であるロベール・デシモン氏とエリ・アダッド氏をお招きし、2006年以来日仏の歴史家のあいだで積み重ねられてきた比較史の成果に基づき、都市史を広域的な政治社会史に展開することを目的としています。
プログラム 「近世身分社会と【家】」 報告: ・エリ・アダッド(EHESS)「近世フランス社会における【家】」 ・吉田ゆり子(東京外国語大学)「【家】の歴史意識--山里に遺された家伝記と遺言書を素材として」
コメント:ロベール・デシモン(EHESS)、森下徹(山口大学) 【司会】後藤雅知(立教大学)、高澤紀恵(国際基督教大学) 【主催】日仏歴史学会、都市史学会 【共催】(公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所 【申し込み】atelierfrancojaponais[at]gmail.com (定員60名)
ラウンドテーブルのみ逐次通訳あり
目終了後、日仏会館ギャラリーで懇親会を予定(会費3000円 事前予約制)
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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
日本経済と社会に関するランチセミナー
使用言語:
英語 (通訳なし)
日時: |
2016年05月24日(火) 12:30〜14:00 |
場所: |
601会議室 |
講演者: |
セバスチャン・ルシュヴァリエ(フランス社会科学高等研究院), ブリユ・モンフォール(CEAFJP, フランス社会科学高等研究院) |
Is Europe threatened by an economic slowdown similar to the one experienced by Japan after the bursting of a financial bubble in the early 1990s? Should a new economy policy be implemented to avoid such an outcome? The aim of this book is to answer these two questions by revisiting the Japanese economic experience over the past twenty years in a comparative perspective, from the bursting of the bubble in 1990 to the more recent set of policies known as Abenomics since 2012. We argue there is an urgent need to learn from Japan, whose experience is much richer than the conventional perception of an economy at a standstill. In particular, deflation or the evolution of public debt were studied closely by policymakers in the United States, but less so in Europe. Overall, the Japanese experience contributed to the evolution of macroeconomic thinking and to the definition of new economic policies after the Great recession if 2008. The challenge is less about preventing the entry into a crisis than about providing the means to avoid a long-term stagnation. This presentation will be based on a book published in French from Editions de l'ENS (collection CEPREMAP).
Speakers
Sébastien Lechevalier is associate professor at the Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales (EHESS, Paris), President of Fondation France-Japon de l'EHESS (http://ffj.ehess.fr/) and director of the French network of Asian studies (http://www.eurasiane.eu/). Specialist of inequalities and industrial dynamics, he is the author of various articles and books including The great transformation of Japanese capitalism (Routledge, 2014, published in Japanese from Iwanami shoten in 2015 as 「日本資本主義の大転換」)
Brieuc Monfort, PhD, is an Associate Researcher at the Center for Advanced French-Japanese Studies (CEAFJP) at the Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales (EHESS, Paris). He had worked for the IMF in Washington and for the French Treasury in Tokyo.
【司会】ジャン=ミシェル・ビュテル(日仏会館・日本研究センター) 【主催】日仏会館フランス事務所 【共催】在日フランス商工会議所 英語、通訳無し
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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
[ 講演会 ]
使用言語:
フランス語 (通訳付き)
日時: |
2016年05月27日(金) 18:30〜20:30 |
場所: |
1階ホール |
講演者: |
リュシアン・ジョーム (フランス国立科学研究センター名誉教授、パリ政治学院) |
21世紀の試練にさらされるフランスのライシテ(政教分離)は、その歴史に照らして分析することにより得られるところが大きい。フランス革命は国教を廃して信教の自由を認めたが、1790年の聖職者の公務員化や1794年の「最高存在の祭典」など、宗教性によって担保される正当性も追求した。そこでナポレオンは、1801年のコンコルダート(政教条約)によってカトリック教会と和解し国内の対立を鎮めねばならなかった。社会主義者やジュール・フェリーの支持者たちのライシテ(非宗教性)は、今なお宗教的装いをまとっているのである。本講演では、こうした歴史的に変わらない宗教的ファクターについて考える。
プロフィール
リュシアン・ジョームは、哲学のアグレジェ(高等教育教授資格者)で政治学博士、専門は政治思想史。著書にL'Individu effacé ou le paradoxe du libéralisme français (1997年) やTocqueville : les sources aristocratiques de la liberté (2008年) がある。
【司会】稲永祐介(大阪市立大学、EPHE / CNRS-GSRL) 【主催】日仏会館フランス事務所 逐次通訳
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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。
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