Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2011年11月のイベント

ルソーにおける《すべてを語ること》の問題

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2011年11月01日(火) 18:00
場所: 601会議室
講演者: ヤニック・セイテ (パリ第7大学)
  • 要旨:
    哲学的様式という観点から啓蒙思想を検討してみると、ジャンルにかかわらず18世紀の作家によって頻繁に強調されるモチーフに遭遇する。それはすべてを語ることへの拒否である。これは美的であると同時に倫理的な本質が必然的に生じさせるもので、形を変えて際限なく現れる。たとえばヴォルテールは『哲学辞典』の序文にこう書いている:「もっとも有用な書物とは、読者自身がその半分を作り出すような書物である」。ジャン=ジャック・ルソーも当初はその例外ではなく、『新エロイーズ』には「読者が何かをする余地を残さなければいけない」と書いている。しかしながら『告白』において《すべてを語らないこと》という信条は急に保留されることとなる。第4巻の最後の文章がそれをよく示している:「この試みにおいて私が心配することはただひとつ、語りすぎることでも嘘を述べることでもなく、すべてを語らずに真実を隠すことである」。本講演ではモンテスキューからサド侯爵に至る啓蒙の詩学の文脈において、《すべてを語ること》とルソーの関係を検討したい。

  • 講師プロフィール:
    高等師範学校(Fontenay/Saint-Cloud)を卒業し、現在パリ第7大学准教授。専門は啓蒙思想と文学。『新エロイーズ』をテーマにした博士論文を上梓し、ガルニエ社古典叢書から出版予定のジャン=ジャック・ルソー全集の編集委員を務めている。文学研究のほかにも、しばしばそれと呼応するかたちで、文化史および人類学史的観点から見た音楽に関する研究書も数多く発表している。なかでも Le Jazz, à la lettre (Presses Universitaires de France, 2010) がミューズ賞を獲得したばかりである。論文 "Rousseau : penser et faire penser" の日本語訳「ルソー:思考すること、させること」が『思想』2009年第11号(No.1027)に掲載されている。

  • 協力:中央大学

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

読書グループ PHILIA 研究会
Lévi-Strauss, L'autre face de la lune. Écrits sur le Japon (2011)
Barthes, L'empire des signes (1970)


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2011年11月07日(月) 17:00 - 19:00
場所: 601会議室
  • 主催:Groupe de lecture PHILIA
  • 共催:日仏会館フランス事務所
  • 要参加申し込み:申込先 Mme Daniella Séville-Fürnkäs : daniseville[の後に @yahoo.fr]

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日仏シンポジウム「中小企業の事業継承」

[ 一般公開シンポジウム ]

(同時通訳付き)
日時: 2011年11月09日(水) 18:00 - 20:30
場所: 601会議室
affiche    flyer

  • 発表者:
    • ソニア・ブサゲ(ランス・マネジメントスクール)
    • ベランジェール・デシャン(IAEグルノーブル)
    • 廣田功(帝京大学)
    • カティア・リショム=ユエ(ユーロメッド・マルセイユ)
    • 上畠英明(りそな銀行)
  • コーディネーター:亀井克之(関西大学)

  • 後援:
    • 日経トップリーダー、
    • りそな銀行、
    • 関西大学経済・政治研究所、
    • 関西大学社会連携部、
    • 日本政策金融公庫総合研究所、
    • 大阪府工業協会、
    • 大阪外食産業協会、
    • 欧明社、
    • 辻静雄料理教育研究所、
    • 関西日仏学館、
    • 大阪日仏センター・アリアンスフランセーズ、
    • 仙台日仏協会アリアンス・フランセーズ、
    • 在日フランス大使館企業振興部 UBIFRANCE、
    • 在日フランス商工会議所、
    • ユーロメッド・マルセイユ
  • 共催:日仏経営学会、ファミリービジネス学会
  • 問い合わせ・参加申し込み:kamei@kansai-u.ac.jp

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

パネルディスカッション:「知識人を問う」
現代フランス知識人事情
アジアでの対話

[ 公開シンポジウム ]

(同時通訳付き)
日時: 2011年11月10日(木) 18:00 - 20:30
場所: 1階ホール

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  • 司会:堀茂樹(慶應義塾大学)
  • フランス人報告者:
    • フレデリック・グロ(パリ東[クレテーイ]大学)
    • フランソワ・キュセ(パリ西ナンテール大学)
  • 日本人報告者:
    • 澤田 直(立教大学)
    • 増田一夫(東京大学)

  • 主催:アンスティテュ・フランセ、在日フランス大使館文化部
  • 共催:日仏会館フランス事務所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

招待者限定ワークショップ:
日本におけるフランスの人文社会科学:出版、翻訳、招待
現状と展望

[ 招待者限定ワークショップ ]

(同時通訳付き)
日時: 2011年11月11日(金) 18:00 - 21:00
場所: 601会議室
  • 日本が主賓として招かれる2012年3月のパリにおけるブックフェアを数か月後に控え、在日フランス大使館は日仏会館フランス事務所との共催のもと、 フランス著作権事務所の協力を得て、ワークショップを開催します。このワークショップでは、日本特有の事情に関して専門家の意見を聞きつつ、 日本におけるフランスの人文社会科学をめぐる状況を分析し、日本社会の中でフランスの議論がどのような位置を占めているか(招待、公的機関、メディア、 出版)、そして促進するためにはいかなる戦略をとるべきかについて検討します。

  • プログラム :
    • 概論
      18:00 序論:人文社会科学書の問題点と方法
      クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所所長)、マキシム・ピエール(在日フランス大使館フランス語担当官)
      18:10 日本におけるフランスの人文社会科学書の出版の現状について:数字と統計
      コリンヌ・カンタン(フランス著作権事務所所長)
    • パネルディスカッション:フランスの人文社会科学書の翻訳と翻訳者の位置
      18:30 現場の経験から
      座長:堀茂樹(慶應義塾大学)
      パネリスト:森千香子(南山大学)、伊達聖伸(上智大学、第28回渋沢・クローデル賞[2011]ルイ・ヴィトン ジャパン特別賞受賞者)、斎藤かぐみ(翻訳家)
      司会:堀茂樹(慶應義塾大学)
      19:15 討論
    • パネルディスカッション:出版社とフランスの人文社会科学
      19:45 現場の経験から
      座長:堀茂樹(慶應義塾大学)
      パネリスト:和久田頼男(白水社)、西泰志(藤原書店)、郷間雅俊(法政大学出版局)
      司会:竹内和芳(出版事情研究者)
      20:15 討論
    • 閉会
      20:45 結論
      21:00 閉会

  • 主催:アンスティチュ・フランセ、在日フランス大使館文化部
  • 共催:日仏会館フランス事務所
  • 協力:フランス著作権事務所

  • このワークショップについての問い合わせ先:在日フランス大使館文化部(TEL 03-5798-6000)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

G20の総括と議長国フランスの立場 — 今後の経済展望

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2011年11月22日(火) 18:30 - 20:30
場所: 日仏会館1階ホール
講演者: フロランス・ジャンブラン=リスレール (在日フランス大使館経済公使)
  • 主催:パリ・クラブ(日仏経済交流会)
  • 共催:公益財団法人日仏会館、日仏会館フランス事務所、日仏経営学会、在日フランス商工会議所
  • 入場無料・要参加申込:申し込みはパリクラブのサイトから
  • 問い合わせ先:TEL 03-3288-9623

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

参加者限定研究セミナー:
「開版指針」(国会蔵本)を読む

[ 参加者限定研究セミナー ]

使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2011年11月23日(水) 16:00
場所: 601会議室
  • 発表者:白戸満喜子

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本経済と社会に関するランチセミナー

FTA Policy of Japan: An Empirical Analysis of Large Scale Company Data
日本のFTA政策:大規模企業データの分析

[ LS:招待者限定研究セミナー ]

使用言語:英語 (通訳なし)
日時: 2011年11月25日(金) 12:30 - 14:00
場所: 601会議室

  • 講演:
    • 高橋克秀(國學院大學)
  • 討論:
    • イザベル・ジロドゥ([日仏会館内]フランス国立日本研究センター)
  • 協力:在日フランス商工会議所
  • 申し込み・問い合わせ:mikasa@ [@の後に mfj.gr.jp を補ってください]

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日仏シンポジウム「見えないものの形 — 中世美術における日仏比較の試み」

[ 公開シンポジウム ]

(同時通訳付き)
日時: 2011年11月27日(日) 10:00 - 18:00
場所: 1階ホール
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  • 発表者:
    • ダニー・サンドロン(パリ第4大学)
    • フィリップ・ロレンツ(パリ第4大学)
    • 奈良澤由美(プロヴァンス大学)
    • 木俣元一(名古屋大学)
    • 伊藤大輔(名古屋大学)
    • 高岸輝(東京工業大学)
  • 司会:高階秀爾(大原美術館 館長)

  • 共催:日仏美術学会
  • 協力:鹿島美術財団

  • 申し込み方法:参加ご希望の方は、氏名・連絡先およびシンポジウム「見えないものの形」参加希望と記したメール(又はファクス)を下記までお送り下さい。
    • 日仏美術学会事務局
      Tel/Fax: 03-3280-2415
      E-mail: art-francojaponais[の後に @digital.email.ne.jp]

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

『2020年の世界 — 第2幕』〜グローバル時代の地政学的変動〜

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2011年11月29日(火) 18:00
場所: 1階ホール
講演者: ジャン = ルイ・ロワ (元世界フランス語圏機構事務局長)
  • 共催:日仏経済交流会(パリクラブ)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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