[ 一般公開講演会 ]
使用言語:
フランス語 (通訳付き)
日時: |
2009年10月15日(木) 18:00 |
場所: |
601会議室 |
講演者: |
ピエール=イブ・ランベール (フランス国立高等研究院) |
- 講師プロフィール:
高等師範学校卒業、文法の高等教育教授資格(アグレガシオン)取得。国家博士。
フランス国立科学研究センター研究員としての研究活動と平行して、フランス国立高等研究院で教鞭を執る。学術誌「ケルト研究」の責任者でもある。ケルト語派の比較文法、ガリアの碑文の解読およびケルト中世文学に関する論文・著作多数。60歳。
- 講演要旨:
「ケルト研究とは何か」
19世紀に西ヨーロッパで始まったケルト研究は当初、当時の「ケルト熱」に対する学術界からの回答であった。ケルト研究は、歴史学、考古学、歴史言語学、文学史、さらには方言学やフォークロアなど多様な学問領域を内包し、それぞれの学問領域は土地と時代によって異なるケルトの独自性を対象にしている。ケルト研究の多様性は、人文科学に対する総合的な視点に依拠しているのである。今日ではケルトという概念を否定する考古学者や言語学者も存在するが(「ケルト懐疑論」である)、歴史上のみならず現在においてもケルトの存在は無視することができない。中でも最も重要なのは、当然ながら、アイルランド、ブルターニュ、スコットランドおよびウェールズに残るケルト文化である。
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