9月
08
2013

※ 満員につき、お申し込みは終了いたしました。

【講演者略歴】
リオンで美術を学ぶ。
1992年-2001年 ブロア城とブロア美術館の学芸員に任命され、数々の展覧会を企画。
1994年 「ブロア ロアール川の正面階段席」展 
1996年 「ジャック・フェリックス・デュバン 建築家の色彩」展
1997年 「ロマン派の彫刻家 オーギュスト・プレオー」展
1998年 「ターナー ロアールの旅路 」展、「ブロアでのフランソワ・マンサール」展、「アートと犯罪」展
1999年 「メディシスの宝物」展
1995年 著書『フランスの真鋳製品1900-1950』刊行(日本では未刊行) 
2000年 フランス美術史委員会よりフォシオン奨学金が授与され、米国イェール大学留学
2001年6月 ギュスターヴ・モロー美術館の学芸員に任命
2002年4月 同美術館館長に就任。以来、数々のギュスターヴ・モローを中心とした展覧会のコミッショナーとして活躍
2003 年 「ギュスターヴ・モロー美術館の神話とキマイラの水彩とデッサン」展企画.(パリのロマン派美術館で開催)
2004年 「ギュスターヴ・モロー 夢の風景」展企画(ブルコン・ブレス王立修道院、ランス美術館で開催)
2006年 「ギュスターヴ・モロー オリエントの夢」展企画(マドリードのマプレ・ヴィーダ財団で開催)
2005年 「ギュスターヴ・モロー」展 日本での巡回展企画(島根県立美術館、兵庫県立美術館、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催)
2007年 初のモロー美術館内での展覧会「ユイスマンス-モロー夢幻的ヴィジョン」を企画
2009年 「ギュスターヴ・モローと神話の土地」展コミッショナー(ブタペストのボザール美術館で開催)、ギュスターヴ・モロー美術館の主要デッサンカタログ制作責任者
2010年 「蝋の人物像」展企画担当(ギュスターヴ・モロー美術館で開催) 

【要旨】
ギュスターヴ・モロー(1826 – 1898)は、生涯を通して自分の肩書きを「歴史画家」として主張していました。彼の作品の主題は、聖書と神話の中から取り上げられています。またその一方で、キマイラのようなモローならではの主題も考え出しています。そういった主題は、ロマン派の画家に続いて、才能のクイーンのようにイマジネーションの大切さを主張しています。ギュスターヴ・モローは、彼の作品や、1892年から始まったエコール・デ・ボザールでの教育を通じて、古典的な美術と20世紀のアートの、まさに架け橋となった人であり、それは彼自身の次の言葉にも象徴されています。
「あなたが渡ろうが渡るまいが、私は一つの橋なのです。」

【挨拶】 三浦篤(日仏美術学会)
【紹介】 後藤新治(西南学院大学)
【司会】 クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所)

【主催】 公益財団法人日仏会館、日仏会館フランス事務所、パナソニック汐留ミュージアム
【後援】 日仏美術学会

【参加費】
一般:1.000円、学生:500円
(日仏会館会員:無料)
※ 講演会への参加には、9月7日(土)よりパナソニック汐留ミュージアムで開催される「モローとルオー:聖なるものの継承と変容」展の入場無料招待券が含まれます。

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。